松川えりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

読んだもの

井上奈奈『星に絵本を繋ぐ』(雷鳥社)

井上奈奈さんのこちら、購入しました。 星に絵本を繋ぐ 作者:井上奈奈 雷鳥社 Amazon 奈奈さんの絵本はどれもお気に入り。 けど、今回は絵本ではなく絵本についての本だったので、購入するかどうかちょっと迷いました。 でも、ページをめくったら、購入しな…

患者を支える希望とは?〜キューブラー・ロスの5段階説を読む読書会〜

今日は、すろーす読書会。 キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』より、第8章「希望」の章について、参加者のみなさんと感じたこと考えたことを語り合いました。 死ぬ瞬間 死とその過程について (中公文庫) 作者:エリザベス・キューブラー・ロス 中央公論新社 A…

『ひばりに』@えほんやさん

先月末にえほんやさん主催で開かれたえほん哲学カフェの備忘録を残しておこう。 えほんやさんが選んでくださった『ひばりに』を取り上げました。 tenkiame.com ehonyasan.shop-pro.jp 以下、ネタバレご容赦を。

クジラとえほん哲学カフェ

いつも、一緒にえほん哲学カフェを開いているスロウな本屋さんより、 表紙のクジラが印象的な絵本を2冊ご紹介いただきました。 さて、次回のえほん哲学カフェはどっちにしよう? 『なみのむこうに』は今誰かと読んでみたいし、 『ガラスのなかのクジラ』は…

私たちはどのようにして死を受容するのか?〜ロスの5段階説を読む〜@すろーす読書会

キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』を読むすろーす読書会。 タイトルから受ける印象と裏腹に、死をプロセスとして捉え、受容に至るまでの5段階説で有名なこの本。 昨日は、ついに5段階目にあたる「受容」の章を、参加者のみなさんと読みました。 死ぬ瞬間 死…

戦争と平和を考える絵本

来月、「なぜ戦争をするのか?」という副題のついた絵本を題材に、えほん哲学カフェをするのですが‥‥‥ 六にんの男たち なぜ戦争をするのか?|オンラインショップ|スロウな本屋 slowbooks.jp 六にんの男たち—なぜ戦争をするのか? 作者:デイビッド=マッキー …

『ジュリアンはマーメイド』with えほんやさん

遅くなりましたが、先月のえほんやさん主催のえほん哲学カフェのふりかえりです。 今回の一冊は、前にも書いた『ジュリアンはマーメイド』。 tenkiame.com matsukawaeri.hatenablog.com 事前のお申し込みがいつもより少なめだったのですが、自信をもって「参…

『ジュリアンはマーメイド』(サウザンブックス)

えほんやさんに、『ジュリアンはマーメイド』という絵本をご紹介いただきました。 今週末、えほん哲学カフェを開きます。 ehonyasan.shop-pro.jp LGBTをテーマにした作品に贈られるストーン・ウォール賞大賞を受賞してるということで関心をもったのですが、…

『わたしのせいじゃない』@スロウな本屋

10月2日(土)の午前中は、スロウな本屋さん主催のえほん哲学カフェでした。 今回の1冊は、こちら。 撮影:スロウな本屋 いじめに戦争、環境問題‥‥‥あなたが「わたしのせいじゃない」って言いたくなるのはどんなとき? 「はじめたのは、わたしじゃない」、…

『せんそうしない』@えほんやさん

10月9日は、“えほんやさん”主催のえほん哲学カフェ。 『せんそうしない』を読んで、語り合いました。 ehonyasan.shop-pro.jp この絵本の絵を描かれた、えがちゃんことえがしらさんも一緒に! そして、対話は、そのえがちゃんの「この絵、こわい!」という一…

私たちは死や病をどうやって受容するのか?〜キューブラー・ロスの5段階説を読む〜

先月9月20日(月・祝)の第2の患者会すろーす主催で開催した読書会(オンライン)のレポートを、こちらでシェアしそびれていました。 企画の発端については、こちらの記事をどうぞ。 matsukawaeri.hatenablog.com 2日前に予定されていたゆうあいセンターで…

てつぷらマガジン、はじめました

そういえば、こちらでまだこの話をしていなかった。 てつぷらマガジン、はじめました。 note.com 「てつぷら」というのは、「哲学プラクティス」の略。 「哲学プラクティス」より「てつぷら」のほうがかわいいでしょ? 「てつぷらマガジン」は、哲学カフェや…

『せかいでさいしょにズボンをはいた女の子』@スロウな本屋

もう1ヶ月前のことになってしまいますが、7月4日(日)は、スロウな本屋主催のオンラインえほん哲学カフェでした。 いつもは店長さんが選んでくださった何冊かの絵本からチョイスさせていただくのですが、今回は、お店でわたしがひとめぼれしたこちらの絵本…

アーダコーダ読書会『ゼロからはじめる哲学対話―哲学プラクティス・ハンドブック』

9月10日(金)の夜は、アーダコーダのオンライン読書会。 執筆者のひとりとして第2回のゲストにお招いただき、参加してきました。 ardacoda.com この本の、第2章を読んで、気になることをあーだこーだと語り合いました。 ゼロからはじめる哲学対話 (哲学プ…

「哲学は驚きからはじまる」を知るための2冊

なかなかブログを書く余裕がなく過ぎていく日々。 読みたい本もたくさんあるのに、読み返したい本まで出てきて困る。 今日、「哲学は驚きからはじまる」を再考するために読み返したくなったのは、こちらの2冊。 テアイテトス (光文社古典新訳文庫) 作者:プ…

『迷子の魂』@スロウな本屋

4月24日(土)は、スロウな本屋さん主催のオンラインえほん哲学カフェでした。 毎回1冊、絵本を読んで、感じたこと考えたことを語り合います。 今回の一冊はこちら。 『迷子の魂』(作/オルガ・トカルチュク、訳者/小椋彩、絵/ヨアンナ・コンセホ、出版…

『中学道徳ラクイチ授業プラン』(学事出版)

『中学道徳ラクイチ授業プラン』をご恵贈いただきました。 毎日小学生新聞の連載「哲学カフェ」の仲間、神戸和佳子さん、土屋陽介さんが執筆代表者です。 中学道徳ラクイチ授業プラン 発売日: 2021/03/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) ふだんは「ご恵贈…

『こんとん』@スロウな本屋

昨日の午前は、スロウな本屋さん主催のえほん哲学カフェでした。 今回の一冊は『こんとん』。 ☞スロウな本屋さんのオンラインショップでご購入の方はこちらからどうぞ。 ずいぶん前にスロウな本屋さんに教えてもらって、めっっちゃ気になったけど、ここから…

哲学的思考が、だれの前で、だれにたいしてなされるものか〜臨床哲学における《メタ》

昨日、コロナウィルス感染拡大の影響で対応を迫られることが、それぞれの対話活動を、何のために、どういう場所で、どういう方を対象に行うのかを確認する機会にもなっているいるという記事を書きました。 matsukawaeri.hatenablog.com 今日、たまたま開いた…

『フォックスさんのにわ』@スロウな本屋

時を少し遡りまして‥‥‥ 先月末10月31日(土)は、スロウな本屋さん主催のえほん哲学カフェ。 オンラインで『フォックスさんのにわ』をみなさんと読みました。 フォックスさんの にわ (児童図書館・絵本の部屋) 作者:リーズ,ブライアン 発売日: 2019/10/3…

『その後の不自由 「嵐」のあとを生きる人たち』

とある読書会の備忘録です。 その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく) 作者:上岡 陽江,大嶋 栄子 発売日: 2010/09/01 メディア: 単行本 どんな本? 自分を真ん中にして考える グチを話す相手を選ぶ 援助者に何をしてもらうと助か…

ナマケモノはなまけているわけではありません〜高畠純『ふたりのナマケモノ』〜

「家族のためのがんカフェ」や「遺族のためのがんカフェ」を開催するために第2の患者会すろーすを設立してから、名前の由来になってるナマケモノが気になる日々。 図書館で、こんな絵本を見つけました。 ふたりの ナマケモノ (講談社の創作絵本) 作者:高畠 …

こどもと大人のてつがくじかん〜てつがくするとはどういうことか?〜

先日、テツドク!の記事のなかでも軽く触れた、こちらの本が手元に届きました! こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか? (犬てつ叢書 (1)) 作者:ミナタニアキ,安本志帆,河野哲也,高橋綾,松川えり,三浦隆宏,ヤマダクミコ 発売日: 2020…

オンラインテツドク!フーコーとともに権力と自由について考える

先週末、6月7日(日)は、哲学者の言葉に触れ対話する〈テツドク!〉を開催しました。 いまのこの状況って、医療や公衆衛生などをとおして私たちを管理し生かす〈生-権力〉の概念を提示したフーコーを読むのにぴったりだよなぁ、なんて考えていたところに…

『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』〜論理と感情は矛盾しない

ウィルスの影響で3月がことごとく中止・延期に追い込まれ、 NO PHILOSOPHY, NO LIFEな私は心身の調子が落ち込み気味の日々ですが、 ふと本屋で見かけた一冊が、なかなかの掘り出しものでした。 よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門 作者:清田…

青鹿ユウ『今日から第二の患者さん』@さりお「私の一冊」

新しく山陽リビングメディアから創刊されたコミュニティペーパー「さりお」の、12月13日号「私の一冊」コーナーで、『今日から第二の患者さん』をご紹介させていただきました。 最新号を「さりお」のサイトからご覧いただけます。間に合えば、どうぞ。 sanyo…

愛着からみるコミュニケーション〜岡田尊司『カサンドラ症候群』『愛着障害』

kindle unlimitedで読めるからという軽めの理由で、こちらの本を読んだのですが‥‥‥ カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら (角川新書) 作者: 岡田尊司 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/10/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る …

テツドク!『ツァラトゥストラはこう言った』

最近忙しくて、いろいろレポートが下書きのまま溜まってしまっていますが、 昨日は、岡山芸術交流のパブリックプログラム。 哲学書のことばに触れ語り合うテツドク!が開催されました。 www.facebook.com 今年の岡山芸術交流のタイトルが「もし蛇が」で、 哲…

オスカー・ブルニフィエ『暴力って、なに?』

昨日、スロウな本屋に行ったら、質問セミナーなどでも時々参照する「こども哲学」シリーズから、新しいのが出てました。*1 暴力って、なに?(こども哲学) 作者: オスカー・ブルニフィエ,重松清,アンヌ・エムステージュ,西宮かおり 出版社/メーカー: 朝日出版…

フェミニズムづく

最近、ちょっぴりフェミづいてます。 どうしたら「女だから」という理由でふりかかる、理不尽でマイナスな体験をさせずに子育てできる?(イジェアウェレへ: フェミニスト宣言、15の提案) という言葉に惹かれ、スロウな本屋さんで『イジェアウェレへ』を読…