てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

てつがくやさんの第2フェーズ:初代担当の想いを引き継ぐ

ふと気づくと、公民館もZiba Platform もフリーデザイン岡山も、担当者が変わって、最初に「ここで哲学カフェがしたいんです」と誘ってくれた方ではなくなってる。
担当者が変わっても、引き続き関わらせていただけてるのは、とてもありがたい。
 
そして、最初に「やりたい」と言ってくれた人の理由や想いを引き継ぎつつ、参加者や場の成熟に合わせて新しい人とどうアップデートしていくか。
てつがくやさんのお仕事が、第2フェーズに入っているのを感じる今日この頃。
中の人は業務の引き継ぎで手一杯だったりもするので、初代担当者の想いは、外の人であるてつがくやさんを介して引き継がれてゆく。誰かにやれと言われたわけではないけれど、これもまたてつがくやさんの仕事として大事にしたい。
 
参加者層が広がったり、お馴染みさんの生活スタイルが変わったり、予算が削られたり‥‥‥何年も続けるなかで実は担当者以外にも様々な変化があって、「従来どおり」とはいかないことも多い。
だからこそ、最初に誘ってくださった方の想いをどう引き継ぐかが大事なのかも。
たぶんその想いの核をなすものこそ、一つの哲学なのだろう。
それは、公民館の哲学だったり、地域コミュニティの哲学だったり、福祉の哲学だったりする。
 
状況に応じてかたちを変えつつ、かたちなき根っこの大事なものは失わずにいられますように。
それぞれの哲学を生かせますように。