来月の哲学対話をカウントして、「毎週2回ずつか〜、少ないな」と思う。
そう、ウェブサイトなどでお知らせしている参加者募集中のイベント以外にも、施設や学校などクローズドな場で実践しているものや、対象を限定してお知らせしているものも含めると週3ぐらいは哲学対話を実施しているわたくし。
こちらで時々紹介しているフリーデザインや公民館の活動もそうだけど、それぞれ、どんな経緯でどんな目的でどんなふうに実践しているのか、紹介しきれてないのが現状。
そんなところに、突然降って沸いた、松川えり展。
いや、松川えり展ってなんやねん!?って思いますよね。
わたしも思います。
パン屋さんのような身近な「てつがくやさん」を目指してる、まだまだ発展途上のわたしの名前に「展」がついてるのもちゃんちゃらおかしいし、「展」って言うけど、なにを展示すんねん!あんたの商品はほぼ消え物やん!って思ってます。
でも、ヨノナカ実習室のスミちゃんから「松川えり展をしたい」って言われたとき、おもしろそうと思っちゃたんですよね〜。
なんかね、スミちゃんが「おもしろい」と思う人にスポットライトをあてていこうという「●●展」シリーズの記念すべき、第1弾らしいですよ。
ちょうどこれまでの歩みをふりかえって、今後どうするか、考えてみたいタイミングだったので、いいかな、とおもって。のっかっちゃいました。
そのときはわからなかったけれどいまから思えば転機になった出来事や活動もあるし、現在大事にしているお仕事などもご紹介しながら、コロナの影響で変わってしまったお仕事のバランス(どんな仕事をどんなペースで続けていくか)を考えるのによい機会かなぁと思って。
光栄なことに、「仕事とお金について考えてみたい」というスミちゃんのサンプルその1にもしてもらえそうですし。
ひとまず展示内容は、以下のようなものを考え中。
- このお仕事がお仕事として成立するまで紆余曲折あったので、なんで漫画家になりたかった松川さんが哲学の道に進んで、いったんは研究者のレールにのったはずなのに、なんで「てつがくやさん」になったのかをまとめた年表
- 現在のお仕事ご紹介スライド
- 影響を受けた読みもの
- 書いたもの
- 書かれたもの(恩師・鷲田清一からみた松川えり*1)
でも、よく考えてみれば、“てつがくやさん”が成り立つまでの紆余曲折には、松川個人の「自分に合う仕事ってなんだろう?」という個人的な試行錯誤だけでなく、新しい仕事が職業として成り立つための社会的条件だけでなく、哲学と社会の関係の変遷なんかも関わっているわけで‥‥‥。
そのあたりも、まとめてなんらかの形で展示できればいいんだけど、どうかなぁ。できるかなぁ。
また、上記のイベント以外に、1月7日には会場で哲学教室も開催するし*2、
松川在室中は常時、てつがく占い、てつがく相談も随時受け付け予定です。
もちろん、お茶とお菓子も用意して。
他にもなんか思いついたら、やるかもしれません。
(来場者プレゼントとして、哲学ウォークのくじびきなんかも用意しとこうかしら?)
会場は、スロウな本屋さんのお向かいの素々長屋さん。
こじんまりと、でも大事なものをギュウギュウに詰め込んで。
遠くにお住まいのかたはご来場難しいかもしれませんが、お近くの方はぜひ気軽に遊びにきてください。