先日、テツドク!の記事のなかでも軽く触れた、こちらの本が手元に届きました!
愛知県犬山市で、こどもと大人が対話する場を育んできた犬てつの、3年にわたる丁寧な活動記録がとそれに関わった人たちの論考です。
わたしもときおりブログなどで活動をチェックしていましたが、こうしてみると、見逃していた魅力的なテーマがたくさん!
「宇宙人に会ったら何話す!?」「なんでウンコでみんな笑うの!?」などなど。
これらの対話でどんな発言が出たかが毎回丁寧に記録され、まるで自分もその対話に参加してるかのように感じられるのもすごいですが、さらに、1年目、2年目、3年目と対話の場がどのように育まれてきたかを感じられたり、実際に参加しているこどものみなさん、大人のみなさんが犬てつという場をどう捉えているかを紹介されていたり‥‥‥いろんな側面から対話実践をリアルに知ることのできるドキュメンタリーな一冊となっています。
そして、わたしも、2年目の最後に実施した特別編「てつがく対話で男女共同参画〜ずるい!?〜」にゲスト進行役として関わったご縁で、ほんの4ページですが寄稿させていただいています。
「てつがくするとはどういうことか?」というお題をいただき、犬てつで出会ったみなさんを思い出しながら、小学生のわたしが初めて体験した哲学と、そこから思うわたしなりの「てつがく」について、直球で書かせていただきました。
いつも大切なことを初めて言葉にするときはそうなってしまうように、拙い文章ですが、涙ぐんでくださったメンバーもいるとか。
「犬てつのみなさんなら、拙い言葉でも伝わるはず!」と信じて勇気を出してよかったです。
他にも3名の哲学者が同じお題で寄稿されているのですが、どれも、それぞれの哲学と個性がぎゅぎゅっと凝縮して味わえる文章になっております。
こどもと大人が対話する場にご関心のある方、対話の場をどのようにつくっていくか迷っている方は、ぜひ、手にとってみてください!