昨年、「てつがく対話で男女共同参画」企画でお世話になった愛知県犬山市で活動する犬てつさんより、うれしいニュース。
「ずるい?」をテーマに「中学の制服、ズボンが履けるのは男子だけってずるくない?」「いやいや、普段、スカートかズボンか選べる女子のほうがずるいよ!」と制服論争が展開した子どもグループの対話。
それに参加してた子が議員さんに問いかけ、制服のスカートとズボンが選べるようになったそうな。*1
「男女共同参画って大事だけど、実際には難しいよね」なんて言ってた大人たちは、びっくりしてるかな。
男女共同参画を実現するために日々がんばってるからこそ、その難しさを感じることも多いのだろう。
けど、子どもたちをみていると、大人が考えるよりずっとシンプルなことなのかもしれないとも思う。
LGBTのことだって、打ち合わせで大人からは「小学生には難しくない?」なんて声が出てたけど、子どもたちはそういう人がいることをごく当たり前のこととして話してたしね。
あの日、大人グループの対話で出たように、「自分を縛っているのは自分自身かもしれない」という側面は侮れないなぁ。
哲学は机上の空論や屁理屈じゃない。
現実を動かしうる実践であることを身を以て証明してくれた犬てつの子どもたち。
彼らの哲学対話の記録が、7月末ごろ書籍になります。(わたしも、ちょこっと登場します。)
子どもたちの実践から、わたしたちも学ばねば!
制服が変わるきっかけになった(!?)「てつがく対話で男女共同参画」のふりかえりはこちら。
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