てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「頼られると利用されるの違いって?」@Ziba Platform

昨日は津山で哲学カフェでした。
こじまさんセレクトのおやつ(豪華!)をつまみながら。
 
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テーマは「頼られると利用されるはどう違う?」。話せば話すほど、その境界があるようなないような…迷路に迷い込んだような不思議な気分に。
 
 
三者からみたら「利用されている」ように見えても、本人は「頼られてる」と感じていたり。
最初は「頼ってくれている」と感じていたものが、あまりに度重なると「利用されているのでは?」と猜疑心にさいなまれたり。
お願いするほうは「頼っている」つもりでも、相手が「利用されてる」と感じたり。
相手の「頼られている」という自尊心をくすぐりつつ、「利用し」ちゃったり。
 
いやなら断ればいいんだけど、その行為をするのがいやというより「利用される」のがいやなのはなぜなのか?
同じ行為が「頼られてる」になったり「利用されてる」とみなされるのは、どんなときなのか?
「頼られる」でも「利用される」でもなく、ただ相手に何かをすることもある?
 
あれこれ考えるうちに、頼られると利用されるの違いより、この違いを気にする人と気にしない人の違いの方がクリアに浮かび上がってきたのが、おもしろかったです。
 
 
 
次回、5月18日(日)はスペシャル回。
「哲学カフェのセミナーを受講したい」というリクエストを受けて、満を持して(!?)、セミナー「哲学カフェのつくりかた」を開催します。
「自分で哲学カフェを開催してみたい」というか方はもちろん、職場やコミュニティでの対話づくりやファシリテーションに関心のある方もぜひどうぞ。
詳細が決まり次第、HP等でお知らせいたします。