てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

シャベリカをつかって、対話を深める@徳島県立池田高校

徳島県立池田高校で、哲学対話をはじめて8年目の春。「阿波踊りがしたいから、将来絶対地元に帰ってくる」と言ってたあの生徒さんと、再会した。地域おこし協力隊として、帰ってきたとのこと。有言実行。阿波踊りの偉大さを知る。あのとき高校生だった人と、ビールを酌み交わす喜び。(facebookより)

 

というわけで、昨日、一昨日はお馴染み徳島県立池田高校へ。

1日目は、探究科の1年生を対象に質問レッスンを。

過去最高に元気なクラスで、びっくり!

 

2日目は、探究科の2年生と大阪公立大学の松本ゼミの学生さんとの哲学対話。

せっかくだから大学生と交流したいよね、ということで、ずっと温存していたこちらのカードを使ってみました。

 

teamgame.stores.jp

 

あらかじめ、ちょっと深いおしゃべりができそうなカードを選んでおき‥‥‥

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グループごとに1枚ずつひいてもらって、20分ほどおしゃべりしたら、そこから問いをつくってさらに対話します。

たとえば、こんな問いが出てきました。

  • 「どうしてもこだわってしまうこと」→「こだわりとルールのちがいは?」
  • 「本当にそのとおり!と思う“ことわざ”」→「“笑う角には福来たる”か?」
  • 「“私、大人になったな”と思う瞬間」→「そもそも大人になる必要はあるか?」

 

そこから対話の結果、さらなる問いが生まれるグループあり、相違点から生まれた問いについて話すなかで2つの説とメタ思考が生まれるグループあり‥‥‥。

初対面の大学生と話しやすいようにと考えてカードを使いましたが、これ、対話を深める練習としてもいいかも。