てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

高校生+αとの対話あれこれと、かつて高校生だった人たちとの再会

先週は、めずらしく高校生(+大学生や若者)とたくさん対話の機会をいただきました!

 

23日(火)、24日(水)は前述のとおり、徳島県立池田高校へ。

matsukawaeri.hatenablog.com

 

 

1日あけて、26日(金)は福岡の純真高等学校へ。

 

junshin-hs.ed.jp

※記事では混乱を招かぬよう「松川先生」となってますが、当日はp-name「みにまむ」を使用。

 

なんと職員さんのなかに池田高校の探究科出身の方の方がいて、その方がご縁をつないでくださったんです。

池田高校の探究科とは1クラスの人数もだいぶちがうし*1、1回の時間もちがうし*2、たぶん生徒さんの性格やタイプみたいなものもちょっとちがうので、今後、純真高校のためのプログラムやテーマを考えるのが楽しみです。

なにげに、教職員の方がたくさん一緒に楽しんでくれたのもうれしい。

 

 

さらにその翌日の27日(土)は、オンラインで、北海道大学の研究プロジェクトを通じてできたご縁で、高校生+大学生+社会人1年生の方を対象とした哲学対話。

「新生活 予想通り?予想と違った?」からはじまって、計画どおりにいかないことは悪いことなのか→大人と子どもの境界って?と展開しました。

って、これだけきいても、「なんでそのテーマから、その話になるの?」って感じかもしれませんが。大人になると、予想できることが増えるのか、計画どおりに自立して遂行することができるのか、といったポイントがいいつなぎになっていた模様。

 

 

‥‥‥と、大変充実した週でしたが、高校生と対話すると同時に、かつて高校生だった人と再会できたという意味でも、感慨深い週でした。

高校生時代に哲学対話や探究活動を体験した人が、常識にとらわれず柔軟に、社会の仕組みや人とのご縁を上手に活かしながら、生き生きと働いている姿をみて、なんて頼もしいんだろう、と。

純真高校で再会した方とは久しぶりにワークもご一緒することができたんですが、哲学力がパワーアップしてたことにも、びっくり。

 

それはきっと元々その方たちがもっていた力なんだろうけど、きっと他にもたくさんの出会いや出来事があって彼らの今があるんだろうけど、その力が遺憾無く発揮されるのに、哲学対話や私みたいな一風変わった仕事をしている大人との出会いが、もしほんの少しでも寄与したのだとしたら‥‥‥うれしいなぁ。

というのはおこがましいかもしれませんが、少なくとも、ポジティブにあの時間を覚えてくれてたことに感謝。

 

かつて高校生だった人と再会できたおかげで、いま高校生のみなさんの未来も楽しみになりました。

 

*1:池田高校は35名前後、純真高校は13名

*2:池田高校は2時間、純真高校は45分×3コマぶちぬきの2時間半