10月9日は、“えほんやさん”主催のえほん哲学カフェ。
『せんそうしない』を読んで、語り合いました。
この絵本の絵を描かれた、えがちゃんことえがしらさんも一緒に!
そして、対話は、そのえがちゃんの「この絵、こわい!」という一言からスタート。
まさか絵を描いた本人が、自分の描いた絵に驚くとは、びっくり!
読んだことのある絵本でも、誰かに読み聞かせてもらうとそれまで気づかなかった何かに気づく、という声はこれまでにもありましたが、作者さんにも当てはまるんですね。
びっくり。
そんな意外な仕方でスタートした対話からは‥‥‥
「死ぬより先に殺される」の「死ぬ」と「殺される」のちがいは?
戦争で殺されることと、食べるために殺されることのちがいは?
戦争でめちゃくちゃになった街は、過去?現在?未来?
絵にひまわりだけですみれがないのはなぜ?
絵にかもめだけですずめがいないのはなぜ?
遠慮?棲み分け?
ケンカと戦争のちがいは?
わざわざ他所の地域に出向いて行って攻撃するのが戦争?
個人と集団?
ケンカは相手を知っているからするのに対し、戦争は相手のことを知らない?
「正義」の危うさと戦争
男の子のTシャツのデザインと建物
平和と教育
などなど、たくさんの「?」や「!」が浮かび上がりました。
特に教育については、対話の進展とともに見える地平が変わるような経験も‥‥‥。
中盤は子どもに対して平和教育をどのようにすべきかが話題になったのに対し、終盤は、正義や言葉に関する話題から一様な正義感を植え付けることによって戦争を引き起こしてしまうという教育のリスクについて語られました。
ご参加くださったみなさん、えほんやさんのみなさん、ありがとうございました。
えほんやさんのサイトはこちら。
オンラインショップには、絵本だけじゃなく、かわいいグッズも‥‥‥。
ついつい、絵本と一緒に買っちゃう。