てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「感情は抑えるべき?」@大元公民館

先週7月14日(金)は、大元公民館にて、子育てモヤッとニコッとカフェでした。

テーマは「感情は抑えるべき?」。

 

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「怒る」や「叱る」に関するテーマはこれまでにも何度かあって、これも似たような関心から生まれたテーマ。

だけど、今回は「感情」にスポットを当てることで、これまでとはまた違う側面が見えてきた気がします。

 

特に中盤の「感情は、行動するためのガソリンのようなもの」という説が出たあたりから、みんなが一番扱いに困っているのは「喜怒哀楽のどれかわからない、どんな性質をもっているかわからないエネルギーの塊」のような感情ではないか、と、〈感情=エネルギー〉説が生まれたのはおもしろかった。

 

感情は悪いものじゃない。もし感情がなかったら、行動を起こすこともできない。

でも、正体不明のエネルギーは、へんな漏れ方をしたり、撒き散らかすと危ない。

爆発しちゃうかもしれない。誰かを傷つけちゃうかもしれない。

だから、まずはその感情の正体や性質を知るところから。

そして、ときには、感情をのっけて相手に伝える必要があるということ。

感情的に撒き散らかしても伝わらないけど、だからといって、冷静で論理的な説明だけで事足りとは限らないということ。

感情=エネルギーの性質を見極めて、それをどう使うかという視点をもってみる。

 

〈感情=エネルギー〉説は、「子どもが産まれてから、それまでに経験したことのない感情が湧いてきて、自分ってこんなに感情的な人だったのか」と戸惑っている人にとっても、「子どもにどうやって感情の扱い方を教えればいいのか」と迷っている人にとっても、大いなるヒントになりそうです。

 

 

次回8月のテーマは、「いい子って何?」。

夏休み中なので、お子さんも一緒に参加して、大人と子ども、それぞれの視点から意見や疑問を出し合うのも楽しいっかも!?

詳しい日時は、公民館だよりをご覧ください。

 

www.city.okayama.jp