映画『どうすればよかったか?』を観てみました。
めずらしく、パンフレットも買いました。
以下、ネタバレご容赦を。
家族の難しさというか、家族のなかに夫婦と親子がいることの難しさを、感じました。
自分の家族を思い出しながら。
自分の家族とは全然ちがう家族なのに、家族に感じている難しさは共通するような気がする。
「パパ」も「ママ」も「おねえちゃん」も「ぼく」も、みんないい人で、たぶん、みんな困ってる。
困ってるなら助け合えればいいのだけど、それが難しくて、また困る。
いつも映画を観た後は、自分の生活とは別世界から帰ってきたような時差ボケでぼーっとしてしまう。フィクションでもドキュメンタリーでも。
なのに、この映画は、一切、時差ボケを感じなかった。
それぐらい、自分の生活や人生と同じ世界だというリアリティがあった。
家族みんないい人なのに、助け合うのが難しいのは、そして第三者に助けを求めるのが難しいのは、なぜなのか。
明日の哲学喫茶のテーマ、「自分と他の人の境界」とも、どこかでつながってそうな気もするし、そうとも限らないような気もするけど、どうだろう?