てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

企業内哲学者とフリーランスの“てつがくやさん”〜『フィルカル Vol. 9 No. 3』〜

分析哲学と文化をつなぐフィルカル、最新号『フィルカル Vol. 9 No. 3』が、2月1日(土)に発売されました。

 

 

シリーズ「哲学の居場所を探る」に、松川のインタビューの後半が掲載されています。

“てつがくやさん”のお仕事について、どうやって仕事にできたのか、お金のことなど、これまでになく赤裸々に語ってます。

 

ちなみにインタビューの前半(哲学との出会いから臨床哲学やカフェフィロでの活動まで)は、『フィルカル Vol. 9 No. 1』に掲載されています。

 

 

 

前半から後半までにちょっと間があいてしまいました。ごめんなさい。

インタビューを受けたことは何度かありましたが、予想以上に、他ではしたことのない話まで引き出されてしまい、まとめるのに時間がかかってしまいました。

 

けど、特集「企業内哲学──企業で/と働く哲学者たち」と同じ号に、インタビューの後半が掲載されたのは、とてもうれしい。

企業内哲学者と、フリーランスの“てつがくやさん”、両方の仕事のありかたがわかる、興味のある人にはおいしい一冊となっております。

哲学のニーズが社会のどんなところにあり、どんなふうに哲学の新しい仕事が生まれるのか、関心ある人に手にとっていただけるとうれしいです。

 

読者としては、特集「企業内哲学──企業で/と働く哲学者たち」のなかの

  • 「哲学者」は自称するものではない
  • お金をもらって哲学するってどうなの?

という論点が、特に興味深く。

これまで何度も、自問自答してきたことだから。

憧れのカンギレムにツッコミをいれながら、なぜ自分が“てつがくやさん”を自称するのか、お金をもらって哲学をするのか、再確認しながら読みました。

 

この特集で企業内哲学者として紹介されている〜さん、〜さんはどう考えているのか。
いつか、もうちょっとつっこんでお話きいてみたいな。*1

 

 

目次や試し読みは『フィルカル』のサイトからどうぞ。

philcul.net

*1:以前、どこかでお話をうかがった印象では、企業からお金をもらってるからといって、その企業に依存するような人じゃない。だから、企業にとってパレーシアテースとしての役割を果たせるんじゃないかと推測しているのだけど、実際のところはどうなのか。