まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川絵里のブログです。

朗読教室と『生きる』

豪雨から一転して、ツンとデレのギャップをどないかしてくれよ、と言いたくなるほど快晴の岡山。
 
今日は、スロウな本屋さんの「朗読教室」にキャンセルが出たとうかがい、急遽参加してきました。
えほん哲学カフェをするときに、絵本を朗読するので、少しでも上手になれたらいいな、と以前から気にはなってはいたんです。
そして、今回はタイミングがよかった。
ひとりで家でデスクワークをしていても、哲学対話で知り合った方の安否や各地の被害状況が気になって、無意味にネットに張り付いて精神を消耗してしまいそうなところに、「こんなときだけど、こんなときだからこそ」というスロウな本屋さんの言葉に背中を押されました。
 
 
 
フリーアナウンサーの中村恵美さんが、発生練習から、表現を豊かにするポイントまで、優しく教えてくださいました。
みなさんと自己紹介しながら無事を喜び、被災された方や地域に思いを馳せ、発生練習をし、絵本を朗読しているうちに、エネルギーが充満してきます。
初参加のイベントで、平常心を取り戻すとは。
やっぱり、人と話す、声を出すって、大事だなぁ。
 
同じ言葉を朗読するにしても、ひとりひとりの声やよみ方によって微妙に響きが変わることが実感できて、興味深かったです。
わたしは参加者のなかで一番息が続かず、腹筋もどこへいったのやらでしたが‥‥‥。
教えてもらった発生練習、家でもやってみよう!
 
そして、今回のメイン素材、谷川俊太郎の詩から生まれた絵本『生きる』。
前にも1回読んだはずなのに、ゆっくりなんども読むうちに、発見と不思議がざくざく湧いてきた!
もっともっと、感想を語り合ってみたいなぁ。
‥‥‥というわけで、次回の〈えほん哲学カフェ〉は、『生きる』で開催すべく検討中です。
詳細が決まり次第、スロウな本屋さんのウェブサイト等でお知らせします。
  
生きる (日本傑作絵本シリーズ)

生きる (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

 

今回、朗読教室をキャンセルされた方は、被災地の支援のためにキャンセルされたとのこと。ご苦労さまです。

講師の中村さんも、東日本大震災の際に朗読ボランティアをされたご経験や、今回の豪雨についてもすでに何ができるか考えてらっしゃることを話してくださいました。

わたしは、今の段階では、義援金・支援金のための貯金ぐらいしかできない。それも微々たるものだけど、体力なしのうえ持病もちなので、むやみに動き回ってご迷惑になるよりは‥‥‥と思っていました。

でも、中村さんの朗読ボランティアのお話をきくと、救援活動がひと段落して、被災地にうかがっても迷惑にならない状況で、たとえば被災地で絵本を読んで子供たちと対話するとか、そういう支援の仕方もあるかもしれない、という感じました。

本当にそれができるのか、できたとしてそれが支援になりうるのか、わかりません。

わからないけど、朗読の練習でも、おもしろい絵本の発掘でも、祈ることと貯金以外にもできることがあればやっておこう。