先週末は一泊二日で、大阪大学の堀江剛さんが企画したSD研修会に参加してきました。
SD=ソクラティク・ダイアローグ。
ソクラテスが行った対話と区別するために「ネオ・ソクラティク・ダイアローグ(NSD)」と呼ばれることもあります。
進行は1年に1回ぐらいやってますが、参加するのはものすごく久しぶり。
問いをつくる→例を選ぶ→例を記述する→例からポイントを抽出する→抽出したポイントから問いの答えを出す‥‥‥と手順が決まっているうえ、その各々のステップで参加者全員の合意に至らねばならないというハードなワークですが、実は、哲学カフェ以上に好き。
堪能してきました。
みんなが納得するまでとことん話し合えるのが、いいです。
そしてやっぱり、進行するより参加する方が楽しい♪
そして、参加することによって気づかされることも。
このワークでは、進行役は内容に介入しないのがルールなので、進行役のときは意見を言わない代わりに参加者のみなさんの様子‥‥‥
誰が発言して誰がまだ発言していないのか、
どこまで合意が形成されているのか、
対話についていけてない人はいないか、
遠慮して発言できない人はいないか、などなど
‥‥‥を気にかけよく見るようにしているのですが、参加者の一人になると、自分が考えるのにいっぱいいっぱい。
参加者だとこんなに他の参加者の様子が見えないものなのか!と驚きました。
今度、進行役をやる機会があったら、その辺りもこれまで以上に配慮せねば。
ソクラティク・ダイアローグに関心のある方は、堀江さんが書かれたこちらの本をどうぞ。たぶん、日本で唯一のSDに関する本です。