去る1月20日(土)の午後、大阪大学にて、Pspoのオフ会として開催された体験会にお招きいただきました。
だいぶ前に記事は書いてたんですが、写真の掲載確認をとっていて遅くなりました。
Pspoとは?
Pspoとは、脊髄損傷の方がパラスポーツを通じて、出会いたい人と出会うためのアプリ。
大学院生・研究員時代にお世話になった大阪大学の先生が、開発と運営に関わっているご縁で協力させていただきました。
11月には、運営費を賄うためのクラウドファンディングのリターンとして、哲学カフェを企画・進行しました。
Pspoと風船バレーを体験!
今回は、いよいよアプリが完成!ということで、体験会にお招きいただきました。
せっかくだから、アプリを体験して、パラスポーツの一例として風船バレーを体験して、その感想を語り合おうということに。
まずは、開発経緯や説明を聞きながら、アプリ「Pspo」の体験。
その後、風船バレーを体験。
風船バレー、めっちゃ楽しい!
バレーボールが超絶苦手な私でも楽しめました。
痛くないし、体動かすの気持ちいいですね。
感想を語り合う
その後、輪になって、ハワイ大学のDr.Jが開発したコミュニティボールも使いつつ、アプリと風船バレーの感想を語り合います。
(コミュニティボールの代わりに風船バレーの風船を使っては?という案もありましたが、実際に触ってみると中の鈴に声をかき消されそうなので、やめておきました。)
「自分が関わったアプリが実際に形になっているのを見て、感動した!」
「掲示板が、このアプリの売りなんや」
「風船バレーは、ちょうどレクレーションとスポーツのあいだにある感じ」
「久しぶりに、もうちょっとで届いたのに!という悔しさを味わえた。そういう悔しさも含めたスポーツの楽しさは、障害のあるなしに関係ないんじゃないか」
などなど感想を語り合うなかで、風船バレーとアプリについて、それぞれ一点ずつ、とても本質的なポイントが浮かび上がってきました。
風船バレー:障害者に対して手加減すべき?
「障害者だとか関係なく、本気でぶつかってもらえるとうれしい」という声と、
「勝ちにこだわりすぎると、障害者の人が遠慮して参加しにくくなることも」という体験談と。
そのギャップのなかで、アスリートとして勝敗にこだわるスポーツと、交流目的のレクレーションとしてのスポーツというスポーツの二つのあり方、障害者と健常者の関係というものを改めて考えさせられました。
体が標準よりだいぶ小さい私は、スポーツでは不利になることが多く、これまで苦手意識が強かったのですが(バレーボールやバスケットボールにも「150cm以下級」があればいいのに、などと思ってました)、パラスポーツのなかには自分にもスポーツを楽しめそうなヒントがあるような気がします。
「参加する人によってルールを変えていけばいい」という発言に、大きな可能性を感じました。
Pspo:すでに知っている人とではなく、まだ知らない人と繋がる
アプリに関しては、「知っている人に使ってもらうにはどうすれば?」という質問がでました。
それをきっかけに、このアプリはすでに知っている人とつながるためのアプリではなく、まだ知らない人とつながるためのアプリという、facebookやLINEとは異なるPspo最大の特性がクリアになり、そのための掲示板の仕組みや具体的な使い方について意見交換が行われました。
さらなる思考の可能性を感じつつ
あまりお話を聞けなかった方もまだまだ思うところあるのでは、と、進行役としては「もうちょっと上手く、みなさんの声を引き出すことができれば!」と思ったりもしましたが、ご依頼くださった開発チームのみなさんには、「少ない時間で、よくあんなに深い対話を引き出してくれました!」と喜んでいただけました。
その言葉を励みにしつつ、もっともっと精進したいと思います。
Pspoのみなさん、大阪ふうせんバレーボール普及会の石井さん、ご参加くださったみなさん、貴重な機会をありがとうございました。
Pspoのアプリにご関心のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。