書きかけで下書き保存しているあいだにもう先月になっちゃいましたが‥‥‥
5月22日(土)は、Ziba Platform主催の哲学カフェ。
SDGs特別編ということで、こちらの哲学カフェでははじめての、スペシャルゲスト付きで開催しました。*1
ゲストは、高知大学で持続可能な地域づくりを研究されている松本明さん。
そのお話をいろんな方とシェアして、一緒に考えてみたらおもしろそう!
Zibaさんなら、県北スーパーマーケット、マルイさんが母体のNPOが運営してはるので、ぴったりちゃうん!?
‥‥‥と思って、松本さんとZibaさんに提案させていただきました。
最初に、参加者のみなさんにとっての「地産地消」をうかがってみると‥‥‥
スーパーの地産地消コーナー(お客さん視点と、スーパーの担当者視点と)、道の駅、エネルギーの地産地消など、それぞれの身近な地産地消の例とともに、「意識してすることはないけれど、気づかずにしてる可能性はあると思う」、「地産地消って聞いたことはあるけど、気にしたことはない」、「地産地消って、このイベントの案内ではじめてききました」といった方も‥‥‥。
こういうふうに、関心が高い人だけじゃなく、これまで関心がなかった人も一緒に考えられるのが、哲学カフェのいいところ。
そして、プレーンな哲学カフェだと、特別な知識がなくても考えられるテーマというのが条件になってきますが、「地産地消って初めて聞きました」という方も一緒に考えられるのが、ゲスト付きの哲学カフェのいいところ。
20分ほどたったところで、ゲストの松本さんにバトンタッチ。
松本さんのお話は、生産過程のなかでの地産地消や、「他の地域で作られたリンゴの代わりに、地元でつくったマスカットを食べる」「ディズニーランド行く代わりに、家族と地元のお肉でバーベキューする」など、「何を何に変えるのか」の幅が広いのがおもしろい!
そこから、
なんで地元で生産されたものが遠くから運ばれてきたものより高額なんだろう?
生産プロセスを知ることによって、私たちの行動は変わる?
消費者、販売者、生産者、政府‥‥‥誰が変えるべき?
消費者が変われば、販売者や生産者も変わる?
県外から入ってくるものに関税をかけるのはあり?
経済、健康、環境‥‥‥どれを重視するのが幸せ?
などなど語り合いました。
うーむ、たしかに。
この日の対話のなかでも「未来の地球のために」という方もいれば、「健康のため」という方もいる(その土地でできたものを食べると体によいという「身土不二」という言葉も)。地元経済のためという考え方もある。
松本さんが、「それぞれの“〜のために”がある。“環境のために”と思わない人に、“環境のためだ”といくら訴えても、響かない」ということを改めて説明してくださって、
そうか!地産地消って、“〜のために”が一致しなくてもいい行為なんだ!と気づかされました。
それでいい。
そこが、地産地消のおもしろいところだなぁ。
‥‥‥と、以上が、この日の対話で思ったこと。
以下は、この日の対話をヒントにその後考えたことです。
「環境のために」と思って行動を変えるのはハードルが高いと感じることも多いけれど、
「やっぱり、地元で採れたものはおいしいなぁ」
「寒い地域では採れたものは体があったまるし、暑い地域で採れたものは体を冷やしてくれるから、その土地でできたものを食べたいな」
「地元の生産者を応援したい!」
そんな各々の「〜のため」のついでに、二酸化炭素排出量が減ったらラッキー⭐️
だったら、そのラッキーに気づかないともったいないかも!?
と思ったのですが、どうでしょう?
その一方で、たまたま岡山で暮らしていて、たまたま岡山の地ビールや日本酒が好きで*2、でも海外産のワインと迷うこともある私としては、「地元のお酒が、地元のおつまみとの相性がいいうえに、未来の地球のためにもなるんや!」と知ってるほうが、お酒がさらに美味しくなる気もする。
そういうラッキー⭐️に気づいてハッピー💖を感じることが、今後、私にとっての地産地消になりそうです。