3連休初日、9月21日は岡山の県北、津山市での哲学カフェ。
「集う、つながる、つくりだす」がコンセプトのZiba Platformさんで、「生きる意味って必要?」をテーマに話し合いました。
前回のアンケートで「生きる意味ってなに?」をリクエストしてくださった方がいて、そのまま採用でもよかったのですが、「生きる意味なんて考えたことがない」「必要ない」という方も参加していただけたらと思い、ちょこっとアレンジさせていただきました。
その「って必要?」に反応して来てくださった方も、ちらほら。うれしい。
一方で、
「つらいとき、しんどいときに、ふと考えちゃう」
「生きる意味なのか生きがいなのか目標なのかわからないけれど、つらいときに生きる支えになるようななにかが、あったほうがいい気がする」
という方ももちろんいて、その「必要ない」と「あると支えになる」のあいだを、丁寧に考えたいなと思いながらのスタート。
- いろいろ落ち込んで死にたくなったとき、応援していたアイドルがデビューして、「この子たちを見守るだけでいいや」とふっきれた
- 恋人が生きる意味になって共依存状態に陥ってしまった若者をどう支えるか
- 仕事が生きがいだけど全然売れないケーキ屋さん
- 生きるための職業がいつのまにか生きがいにもなったが、東日本大震災を機にその生きがいが揺らいでしまった
などなど、印象深い例や体験談をとおして、
- 「死にたい」と生きる意味
- 生きる意味は相互関係のなかで生まれるのか?
- 生きる意味と依存→精神的自立とは?
- 動物の生きると人間の生きるはちがう?
- 「生きている」のか「生かされている」のか?
などなど、身体的に生命を維持するのとは別の次元の「生きる」について、思考をめぐらせる時間となりました。
これまで何度か似たテーマで哲学対話をしたことがありますが、今回はより社会的に「生きる意味」を考えられた気がします。
あと、ポイントだけ書くと重そうだけど、わりと軽やかに笑いも交えつつ話せたのもよかったな。
Ziba Platformでの哲学カフェ、次回は11月4日(月・祝)の予定です。
テーマが決まり次第、改めてHP等でお知らせいたします。