9月10日(火)は、宝湯の哲学カフェ「宝湯で考える」でした。
テーマは「あなたの『おいしい』ってなんですか?」
食べ物以外の話もでるかなと思ったけど、食べ物の「おいしい」だけでたっぷり2時間話して飽き足らず。
慣れ親しんだおいしさ、意外なおいしさ。
繰り返したいおいしさ、一度きりでいいおいしさ。
主観的なおいしさ、客観的なおいしさ。
お腹が満たされて感じるおいしさ、舌で感じるおいしさ。
などなど、いろんな話がでましたが、ハイライトシーンをあげるとしたら、「こんなの○○じゃねぇ!」というがっかり感があがったところでしょうか。
食にそれほど関心がない人も「こんなの、ちゃんぽんじゃねぇ!」と感じることはあるという話から、定番の広島出身者対大阪出身者のお好み焼き論争、なつかしいタイ米の話題など、食の文化的な側面や、食べ物の名前からくる期待値について語りあいました。
他には、なぜか慣れ親しんだおいしさを語ろとすると土曜日のお昼ごはん(土曜日午前中に授業があった世代です)が思い浮かぶ人が多いこと、そして食に対する探求心の個人差が激しいのもおもしろかった!
わたしは(毎日小学生新聞のプロフィールにもあるとおり)少食の食いしん坊で、食いしん坊なのにすぐにお腹いっぱいになってしまうのが悔しいのですが、「お腹が満たされれば、おいしかったと思う」という方もいて、自分の「おいしい」の欲深さを感じたりしました。
そして、そうした対話をとおして、そもそも「食とは何か?」の答えが人によって全然ちがうことが浮かびあがってきました。
「生きるために食べる」という人もいれば、「お腹を満たすために食べる」という人もいるし、わたしのように「食べるため(おいしいのため)に生きてる」という人も‥‥‥。
薄々感じてはいましたが、予想以上に食に対する認識の仕方が人によってちがうことがわかって、おもしろかったです。
さて、次回の宝湯は、ちょっぴり特別な回になる予定です。
「もし蛇が」をテーマに開催される岡山芸術交流2019とのコラボ企画で、「もし○○は」をテーマに語り合いますよ。
詳細はまた改めてお知らせしますが、ご関心のある方はぜひ、10月8日夜、宝湯の2階でお会いしましょう!