てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

理想ではなく最善を目指す

愛読してるシュフブログに書かれている、「理想」と「最善」のちがいが興味深かった。

 

www.kawauchisyun.com

 

 

前半は、育児書やネットに書かれている「理想の子育て」は実践不可能な机上の子育て、というよく聞く話かなとおもったら、後半、もう一歩踏み込んでくれました。

だから、このブログ好き。

 

「理想の子育て」とは、多くは育てる側の我慢の上に成り立つ理想の「育てられ方」であって、育て方ではないのだ。(【子育ての正しい心構え】子供が生まれる前は「理想の子育て」をしようと人は思うけど、実現するのはまず不可能 - 主夫の日々

 

「親にとっても理想は子どもの理想じゃない」からと、子どもにとっての「理想の育てられ方」を賞賛するだけでは、机上の空論になってしまう。

かといって、もちろん親にとっての「理想の育て方」がいいというわけでもない。

 

理想の子育てなんて目指すもんじゃない。目指すべきは自分と子供にとっての最善の子育て。ただそれもやれる範囲で良い。無理したらダメだ。

親に無理がなく、子供も無理していない。それが最善。【子育ての正しい心構え】子供が生まれる前は「理想の子育て」をしようと人は思うけど、実現するのはまず不可能 - 主夫の日々

 

夫と暮らし始めたころ、「私にとってベストな暮らしが、夫にとってのベストな暮らしというわけではない。ということは、私にとってのベストな暮らしは、ふたりにとってベストな暮らしではないんだな」と実感したのを思い出しました。

 

上記の言葉が説得力をもつのは、筆者の河内瞬さんが普段から子育てについてよく考えて実践していることがブログのあちこちから伝わってくるからというのもありますが、「理想は目指さないけど、最善は目指す」という考え方は、子育てだけじゃなく、粘り強く現実を生きていくのに役立ちそう。