2月27日(火)は、広島県福山市の炭本研究所さんの企画で、絵本屋さん兼ギャラリーの羅秀夢さんにてえほん哲学カフェの進行をしてきました。
(クローズドなイベントなので、案内はしていません。ごめんなさい。)
炭本研究所 Charcoal book Lab. - ホーム | Facebook
主な対象はお子さんのいるお父さん、お母さん。
子どもと読めるものがいいかなとも思いましたが、ご相談のうえ、今回は大人が思い切り哲学対話を味わえるものを、ということで、こちらを選びました。
大好きな絵本です。
この絵本で描かれているのは、環境問題?恋物語?それとも、社会や人間の裏表?
物語のなかの少女は、純粋な子?ワガママな子?ウラオモテヤマネコにとって、この子はどんな存在?
この絵の意味は?あの絵はどうしてこうなってるの?
最初のページある会話は、誰のセリフ?何を意味しているの?
最後のページにあるイリオモテヤマネコの手紙は?
etc...
ほんっとうにたくさんの視点が出てきました!
途中、瀬戸内の風景や環境と重ね合わせる感想もあり。
前に一度大阪のビジネス街でも取り上げられたことのある絵本ですが、あの頃は、こんなに身近な事柄の延長線では読めなかったなぁ、ここでしか読めない読み方があるなぁ、と感慨深い気持ちに。
そして、私が見るたびにワクワクする瀬戸内の景色を「見慣れて飽き飽きしてる」方がいるのに、びっくり!
ほとんどの方が哲学カフェ初体験にも関わらず、次々発言が飛び出し、お互いの読み方や感じ方にたくさんびっくりして、濃い時間となりました。
終了後、「次回はぜひ、お子さんとも楽しめる絵本で」とお約束してきました。
楽しみです。
ご参加くださったみなさん、炭本研究所さん、羅秀夢さん、ありがとうございました。