11月9日の夜は、東京でえほん哲学カフェ。
(たまたま家族の用事で関東に行く機会があったので、それに合わせてカフェフィロで企画してもらいました。)
仕事帰りに大人がゆったり自分に向き合うのにふさわしい絵本は?
ということで、大好きな井上奈奈さんの『ウラオモテヤマネコ』を読むことに。
以下、ネタバレご容赦ください。
前に絵本好きのお母さんたちが集まる炭本研究所で読んだときは、この物語が恋物語か環境問題についての警鐘か、少女はどんな子かで盛り上がりましたが、今回はまた全くちがった展開に。
1)ここで描かれる裏と表とは?
内と外、日常と非日常、自分のいる世界と別の世界などなど、文字通りの裏と表ではなく別のものを想起したという方もいれば、裏と表ならではの特性が描かれているという方も。
2)ウラオモテヤマネコがどんな存在?
少女をかどわすイヤな男という意見と、2つの世界を行き来できる特別な神のような存在という意見も。。。
その他、表紙から感じられるリアリティってなんだろうと考えたり、ウラオモテヤマネコのセリフの解釈が3通りぐらい出てきたり、またまた絵についての発見があったりと、また新たな発見がありました。
何度読んでも、誰と読んでも、新たな発見のある一冊です。
気になる方は、ぜひ手にとってみてください。
※実物の美しさや質感には及びませんが‥‥‥絵本ナビさんのサイトでは、全ページ試し読みもできます。↓
(全ページ読める)ウラオモテヤマネコ|絵本ナビ : 井上 奈奈 みんなの声・通販
ご参加くださったみなさん、素敵な時間をありがとうございました。