だいぶ遡ってしまいますが、11月4日は、岡山で開催された立憲フェスに行ってきました。
立憲フェスおかやま 2018 in サンピーチOKAYAMA | 立憲民主党 岡山県連合
マチナカギカイの進行役を依頼してくださったことのある、市議会議員の森山幸治さんを通じてのお誘い。
政治は嫌いじゃないけれど政党政治(という名の勢力争い)に苦手意識をもっていたので、マチナカギカイを開いてきた森山さんのお誘いでなかったら断ってたかもしれない‥‥‥。
「最終的に議会に何をもっていくかは僕が決めるけど、自分にない視点も聞きたい!」という森山さんのお誘いだから安心して乗れたし、乗って本当によかった!
「支持するかどうか関係なく参加歓迎」という前触れどおり、政党を支持しなきゃという圧力を感じず自由に議論できて、かつ政治家に直接声が届くことに希望を感じる場でした。
「セクシュアルマイノリティについて考えるテーブルの話題提供+ファシリテーターをお任せします」ということで、せっかく政治的なことを語れる、しかも政治家の耳に届く場だからと、前から気になっていた結婚制度について投げかけてみることに。
私の個人的な関心から投げかけた問いでしたが、立憲民主党が同性婚を可能にする法整備を検討中とのことで、ちょうどよかった。(というか、それを検討しているから「セクシュアルマイノリティ関連のテーブルを用意されたのでしょうが。)
ふだんの哲学カフェより参加者の年齢層が高めだったので、こうした議題に人が集まってくれるか不安でしたが、意外にも(?)大盛況。
「LGBTであることをオープンにしにくいのはなぜ?」という疑問から始まった対話。みなさんから出た意見を、ざっくり3つの論点にまとめてみました。
1)知識や理解の問題
セクシュアルマイノリティに関する知識や理解の不足
結婚制度に関する知識や理解(歴史や成り立ちなど)の不足
教育のあり方
理解してくれる仲間を増やすこと
2)制度
いっそ戸籍を破壊すべき!?
戸籍を世帯ではなく個人単位にしては?
結婚という概念の捉え方のアップデートが必要
3)関係性
身内と他人で受け止め方は変わる?
都市のほうが柔軟なように見えて、「農業なら性別関係ないから」と地方に住む人も
岡山人は保守的って本当?
制度や教育については書き出すと長くなるので、ちょっと置いといて‥‥‥
個人的にツボだったのが「岡山人は保守的って本当?」という疑問。
わたしも岡山に来る前、岡山出身の人にさんざんそう脅されたし、たしかにそう感じることもありますが‥‥‥この日のこのテーブルに集まってくださったみなさんや哲学カフェで会う人たちは、全然そんなことないなぁ
マジョリティではないかもしれない。
けど、むしろ、本当に保守的だったら「岡山人は保守的」なんて意識すら上がらないわけで。
「みんな保守的だなぁ」と聞くことが多いってことは、反対に、そうでもない人も多いのかも?
歴史や反対の意見を考慮しつつも、いまこの時代に合った制度のあり方を柔軟に探求しようとするみなさんの姿勢に、ほっとしました。
こういう人たちが暮らす地域ならわたしものびのびと暮らしていけそうだ、と。
貴重な機会をくださったみなさん、お付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。