本日2度目のおはようございます。
尾道自由大学祭レポートその2、てつがく占い編です。
てつがく占いとは、前にも書いたように、中国のポエ占いをヒントに、フランスの哲学者、オスカル・ブレニフィエが考案したワークを、カフェフィロの仲間でもあるかつらのぐちさんがアレンジしたものです。
さらに今回、尾道自由大学祭の出し物として行うにあたって、「お金をいただくからには、いいかんげんなことはできない」と、この1ヶ月半、富田さんとともに練習と手法のブラッシュアップを重ねてきました。
やり方は、こんな感じ。
- 占いに参加する人は、紙にあなたが大事にしていること(モットーや格言など)を書いて、おみくじをつくります。
- 占ってほしい人は、カミサマに尋ねたいことを思い浮かべ、ポエをふってください。
- 結果
- 表+表なら、カミサマは笑っています。なぜ笑っているのか、みんなで考えてみましょう。
- 裏+裏なら、カミサマは怒っています。なぜ怒っているのか、みんなで考えてみましょう。
- 表+裏なら、カミサマが質問に答えてくれます。おみくじをひいて、書かれた言葉の意味をみんなで考えてみましょう。
実際に占った内容をここに書くのは守秘義務の観点から控えますが、みなさん真剣な問いをカミサマに投げかけられるので、こちらも力が入りました。
前に「哲学カウンセリングの導入にも使えそう!」と書きましたが、導入どころか、わりとしっかり人生相談になった気がします。
友だち相手の練習のときは、みんなでワイワイと余興感が強かったのですが‥‥‥
お客さんが一人(もしくは一組)ずつしか来ず他の人がかなかったから?
それとも、料金(1,000円)をいただいたから?
もうすこし実践を重ねてみないとわかりませんが、同じやり方なのに、あるときは余興になり、あるときは深く人生について語り合うことができるなんて、おもしろいなぁ。
「1日10,000円の講座は敷居が高いなぁ」という方にも、気軽に哲学対話を体験していただくこともできたし。
ぶっちゃけ、今回は経費を差し引くとプラスマイナスゼロという収支結果ですが(消耗品以外の道具代もいれると赤字ですが)、 勇気をだしてやってみて、本当によかった!
哲学占いはいろんなふうに使えるという手応えを感じました。