昨日、9月1日は、てつぷら岡山主催のてつぷらゼミ。
対話をつくるエッセンスの第1回目、「コミュニケーションはなぜむずかしい?」でした。
企画がもちあがった当初は、コミュニケーションに関する哲学カフェをしようかと話していたのですが、哲学カフェスタイルより、コミュニティボールをつかって話す、ハワイのp4c(こどもの哲学)スタイルのほうが合いそう。
だったらついでに、ハワイ流p4cのポイントとコミュニティボールの使い方もお伝えしちゃおう!
というわけで、プチレクチャー後に、コミュニティボールをつかって「コミュニケーションはなぜ難しい?」について考え、最後にワークについてふりかえりと補足‥‥‥という流れのセミナー形式に。
ところが、ひとりずつ出してもらった、「最近の『コミュニケーションってむずかしいなぁ』体験」をヒントに、合間に笑い声も挟みつつ、
- 言葉以外のコミュニケーションって?
- コミュニケーションできさえすればいいの?それとも、コミュニケーションにはよいコミュニケーションと悪いコミュニケーションがある?
- 心地よいコミュニケーションがよいコミュニケーションなのか?
- そもそも、コミュニケーションってなんだろう?(ツール?交流?存在するだけでコミュニケーション?)
などなど、予想以上に哲学的で、加速度的に深さが増していく展開。
こりゃ、わたしの補足なんかより、みなさんの話のほうが大事だわ!
と、予定より対話の時間を延長して、最後の補足は足早にすませました。
最後にそれぞれに書いてもらった、「今回の対話を通して気づいたこと」も、めちゃくちゃおもしろく、わたしも対話のヒントをたくさんいただきました。
おそらく、一生忘れないものもあるでしょう。
「コミュニケーションがむずかしいのはなぜ?」をテーマに掲げておきながら、講師がその解消法を教えてくれるわけでもない(教えられない)。
それに不満を抱く人がいたらどうしようかなという懸念もないわけではありませんでしたが、杞憂に終わったと言ってよいのではないでしょうか。
それって決して偶然のことではなくて、参加者のみなさんの姿勢や態度のおかげ。
講座の趣旨(対話をとおして一緒に考える)をよく理解し、自分と相手のsafetyに配慮しながら参加してくださったおかげだと思うんです。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
今日から突如コミュニケーションがうまくなって、もう二度とコミュニケーションののことで悩んだりしない!
‥‥‥なんてことはないだろうけど、ときどき昨日の対話をヒントにしつつ、休み休み、ほどほどの勇気をもってやっていきましょう。
対話をつくるエッセンス、第2回、第3回の開催予定は以下のリンクのとおりです。
ご覧のとおりどちらもすでに満席で、キャンセル待ちとなっております。すみません。
お申し込みできたみなさん、お会いできるのを楽しみにしております。