1月27日(土)は、尾道自由大学にて、哲学者の質問レッスンでした。
今回で、3回目になります。
検索でたどり着いてくださったはじめましての方、
つい最近哲学カフェで出会った方、
一緒に哲学カフェを開いている方、
そして、以前カフェフィロのセミナーを受講して、「やっぱり質問、大事だ!」と4年ぶりに会いにきてくださった方も!
最初に、ウォーミングアップと自己紹介も交えつつ、以下2点について、我が家の家事分担論争を交えて解説。
その後は、国内外で開発された質問ワークでひたすら実践練習!
ワークの様子やご質問は、私にとっても、発見をもたらしてくれます。
「質問の順番って、大事?」
「疑問が全く思い浮かばないんだけど、どうすれば?」
そんな声をきっかけに、私自身が無自覚にもっている実践知や専門性に気づかされます。
今回は、改めて、相手の考えを聞くためには、自分自身の考えに耳を傾けることが必要なんだなぁと感じました。
この2つの能力は、どちらが先というわけではなく、同時に相乗的に身につくものなんだと思います。
相手と自分の考えを区別できないと、まだ十分わかっていないのにわかったつもりになっちゃうし、自分自身の考えを知らないと「相手の考えは自分とどこがちがうんだろう?」という糸口も浮かびにくい。
意識したことない自分の考えが見えてきて「こわくなっちゃった」という方もいました。
自分でも気づいていなかった考えが、日々の暮らしのなかで知らず知らずのうちに滲み出ていることに気づいて、びっくりしちゃったんですね。
でも、大丈夫。
自覚的であれ無自覚であれ、思考が言動に滲み出ていることには変わらないから。笑
そして、どんな思考も、私は宝物みたいに感じています。
だって、何から何まで全く同じ思考の持ち主なんて会ったことがないから。
他者の考えを理解することは、自分の考えに気づくこと。
どんな人のなかにも、お宝みたいに希少な思考があって、そのお宝がその人のなかにしかないと思ったら、その人自身も大切に思える。
この講座が、そのきっかけになってくれたらと願っています。
これも、お宝発掘の参考にしてください↓