まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする哲学者、松川絵里のブログです。

哲学者ってなにする人?

 哲学者ってなにする人?
ってきかれたら、「思考を発掘する人」かな、と思った。
 
みんなのなかには、まだ誰も気づいていないお宝みたいな思考がたくさん埋まってる。
私は、それを発掘するお手伝いをしてる。
 
他の誰かの思考を発掘する過程で、自分のなかにまだ見つかってなかった思考を発見することもある。
たくさん発掘してるうちに、「もうちょっとここを掘れば、何かでてきそう」なんて勘も働くようになる。
道具を使ったり、決まった手順で掘っていくこともあるけれど、「こうすれば必ずお宝が出る」という確実な方法はまだ見つかっていない。
見逃さないことと、お宝を壊さないことが何より大事。
 
難しいのは「自分のなかにお宝なんてあるはずがない」と思い込んでる人。
それから、すでに見えているお宝にしか興味がない人。
「あなたのなかにもあるよ」「まだ見えてないお宝があるよ」って、教えてあげるのも発掘人のお仕事だ。
信じてくれない人もいるけど、お宝をもってない人なんていない。
 

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2016年12月24日にfacebookノートに記したものを、ほんの少し修正しました。
書いた本人はすっかり忘れていたのですが、先日、尾道自由大学祭でお世話になったONOMICHI SHAREの後藤さんが、この文章が好きだと言ってくださったので。
後藤さん、ありがとう!おかげで、忘れたままにならずにすみました。
他のノートも埋もれないように、そのうち、こっちに書き写そう。
 

ここでは、主に、私がやってる「てつがく屋さん」のお仕事を想定して書いています。

他のタイプの哲学者にも当てはまるのかどうか、今度、ときどき自己紹介で話す「3種類の哲学者」の話をしながら考えてみよう。気長にお待ちください。