昨日のオンラインセミナー「対話の地図の描きかた」では、コミュニケーション迷子の原因と対策についてお話ししたあと、思考の交差点ワークを実施。
そのなかで、先日書いた「論理は破綻しない」派のわたしにとって、うれしい出来事がありました。
ワークのお題として、こちらの絵本から‥‥‥
「どんなときでも、みんなを大事にすべき?」の答えをそれぞれ選んで、その共通点と相違点を探ることになったんだけど、そのなかで「どろぼうとか悪い人は大事にしない」を選んだ人と「無理。だってみんなを好きになれないもん」を選んだ人の共通点として、「傷つけてしまう可能性があるから近づかない」「近づかないのも大事にすること」が見つかったのはおもしろかったなぁ。
「大事にしない」「無理」って言ったのに、矛盾してるやん!
論理、破綻してるやん!
‥‥‥と捉えることもできるけど、論理は破綻しない派のわたしとしては、この捻れたつながりが興味深い。
だって、ここから「大事にするってどういうこと?」と掘り下げっていったら、なんかおもしろい発見がいろいろありそうやん。
そして実際、このあと、「無理。だってみんなを好きになれないもん」を選んだ人の考えと「うん。みんなが自分らしく好きなことできるように」を選んだ人の考えが反対じゃなく裏表の関係にあるという発見につながったのでした。
同じ問いと答えでも、人が変わればまたちがった考えが見つかるだろうので、これが正解ってわけじゃないけれど、一瞬「あれ?矛盾してる?」と思っても、間違ってると決めつけないで、論理の系を辿っていけばおもしろい発見につながるよ、という例でした。
ご参加くださったみなさん、素敵な発見をありがとう!