まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする哲学者、松川絵里のブログです。

支援者のためのピア相談会・セミナー

先月5月12日、「こころ相談」を開催している団体、こころステーションの主催で「支援者のためのピア相談会」を行いました。

 

支援者のためのセミナー 「相手の考えを理解するための質問」

 

こころステーションの相談員、他団体で発達障害の方やうつ病の方を支援している方が参加され、「相談・支援で気をつけていること」「相談支援で困っていること」などを共有。

その後、参加者共通の関心として浮かび上がった、どこからが依存?問題や、支援者以外の巻き込み方と線引きについて考えました。

 

f:id:e-matsu145:20180608063302j:plain

 

 

また、明日6月9日には、同じこころステーション主催で、支援者のためのセミナー「相手を理解するための質問」の講師を勤めさせていただきます。

相談・支援に携わっている方で、ご関心のある方はどうぞ。

 

支援者のためのセミナー 「相手の考えを理解するための質問」

こころステーションが橋下財団の助成を受けているおかげで、大変リーズナブルな参加費となっております。

 

先日の「家族のためのがんカフェ」やこれらの対話活動は、誰かをサポートしている人をサポートするための対話。

あえて、ご本人ではなく、サポートしている人たちを対象としようと思ったのは、大学で学んだ臨床哲学の影響もありますが、わたし自身の経験によるところも大きいです。

 

もちろん、ご本人をサポートする対話や、ご本人とご家族たちの対話も大事です(実際、そういった活動もしています。)

でも、「自分ならこうするのに」ともどかしさを感じたり、サポートしているうちに頼られすぎて振り回されたり、本人と話し合わなければならないのに本人が話し合いができるコンディションではなかったり、本人と家族や他の支援者との板挟みになってしまったり‥‥‥

サポートする人には、サポートする人ならではの悩みや不安がある。

家族の病いに向き合うなかで、そう気づかされました。

そして、その悩みや不安に耳を傾けてくれる人がいることのありがたさ。

 

私は支援者ではないので、病いや困難を抱えている人に直接できることは限られています。

それこそ、一緒に哲学対話を味わうぐらいしかできない。

だけど、彼らをサポートしてる人たちを繋ぎ、一人で問題を抱え込むのではなく、同じ立場に置かれた人たちとともにじっくり向き合う時間を提供する。

それがサポートしている人たちをエンパワメントになるといいなぁ。