昨日10月6日(日)は、岡山ESD推進協議会、教育ネットワーク岡山(LSLO)、環境学習センター「アスエコ」のコラボ企画にお招きいただきました。
ご参加くださったみなさん、主催者のみなさん、ありがとうございました。
その様子が、KSBのニュースでちらりと紹介されたようです。
持続可能な社会づくりを地域で考えよう「ESDカフェ」が100回目 岡山市
最初に、今回のテーマの背景となったSDGsなどについてお話を伺ったあと、
中盤は、教育ネットワーク岡山(LSLO)のみなさんの進行でグループ対話。
後半は、全体での対話ということで私が進行させていただきました。
テーマは、「私たちは50年後に何を残すべきか?」。
企画段階では「私たちは孫世代に何を残すべきか?」という案がでていたのですが、
世代によって「孫世代」のイメージが大きく異なりそうなこと、
また、私のように子どもがいない(できない)人には「孫世代」をイメージすることそのものが難しいのでは、
ということで、もうひとつの候補だった「50年後」になりました。
つながり、コミュニティ、自然、文化などの共通ワードもたくさんあがりつつ、
お金の問題に注目し別の仕組みを模索したグループ、教育のあり方に注目するグループ、日本人の自然観についてじっくり考えるグループ、「残す」という意志の限界に向き合うグループなどなど、同じテーマでもグループごとに個性が感じられる展開。
また、全体対話では、テーマの「私たち」を、日本人ととる人、岡山人ととる人、世界中の人ととる人、人に限らず他の生物や地球丸ごとととる人など、個人間の受け止め方の差異からも、テーマのもつ幅の広さが浮かび上がりました。
個人的なお土産は、
- インスタ映えを狙った神社巡りで、日本の伝統文化は守られるのか?
- それぞれの地域の文化やアイデンティティを大事にしたいという想いと、SDGsで掲げられている国際的な目標は完全に両立するのか?*1
- 「私たち」を人に限定する場合と人に限定しない場合で、「残す」の捉え方はどう変わるか?
‥‥‥といった問題でしょうか。
まだまだ語り足りない気持ちもありますが、こうした大きなテーマから、自分にとってリアルで明確な切り口が見つかったのが、今回の収穫でした。
ご参加くださったみなさんにも、それぞれに今後も考えたい問題が見つかったならうれしいです。