松川えりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「かっこいい生き方ってどんなの?」@リトルプラス

本を読んだり、企画を仕込んだりするのに忙しくて、哲学カフェのふりかえりをさぼっているうちに、ふりかえりを投稿する意義を見失いつつある今日この頃。

でも、まぁ、いつどこで何したかわからなくなってひどく後悔した経験もあるので(『哲学カフェのつくりかた』の巻末の一覧をつくるのに、探偵ばりの調査が必要になった)、やれることはやっておいたほうがいいですよね‥‥‥。

 

もう先々月のことになってしまいましたが、4月24日は、玉野市のリトルプラスさんにお邪魔してきました。

 

little-plus.jp

 

うつ病に特化した復職支援+再発防止プログラムのひとつとして、哲学カフェが取り入れられています。

テーマは、最近は利用者の方たちが決めてくれます。

今回は、「かっこいい生き方ってどんなの?」。

 

(前も書いたかもしれませんが)こちらでは、ひとつのことを深く考えるのが得意な人が比較的多い分、一箇所に集中しすぎて対話中に迷子になるのを防ぐため、板書を書きながら進行しています。

こんなの。

 

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「かっこいい生き方ってどんなの?」@リトルプラス


 ちょうど寝坊してきた人がいたので私から「かっこいい寝坊ってあると思う?」と尋ねてみたり、服を褒められた参加者の「どこをかっこういいと思ってくれたの?」という質問に答えてみたり‥‥‥

物語のヒーローや憧れの人を例に「あんな生き方に憧れる!」という人生観が語られると同時に、その日その場で起きた出来事もうまくヒントにしながら展開できた回でした。

こういう臨場感溢れる対話、大好き!

 

あとは、明確に「かっこいい生き方」のイメージがある人と、 「そもそも人や生き方をかっこいいと思ったことがない」という人とがいて、そのギャップがおもしろかったなぁ。

後者の人は、機械など物については「かっこいい」と思うことがあるらしい。

そんで、たとえば「あの筋肉!」など、身体の一部を物体として見る場合はあるけれど、それ以外で人をかっこいいと思ったことはないと。

私は、誰かの生き方をかっこいいと思うのも、ある人の一部を物体としてかっこいいと思うのもわかるなぁ。

そのあたりから改めて「かっこいいってどういうこと?」について考えるうちに、終盤だったでしょうか「〈かっこいい〉と〈かわいい〉はどうちがう?」という問いが生まれて、これがこの日のお土産になりました。

「イケメンは、ださいジャージを着ててもかっこいい!」という意見もありましたが、「〈かっこいい〉は〈〜である〉ものではなく〈〜する〉に関わるもの」、「〈かわいい〉は癒しになるが、〈かっこいい〉は癒しにはならない」という指摘が正しいとしたら、イケメンは〈かっこいい〉じゃなくて〈かわいい〉に分類されるんじゃないか‥‥‥なんてことをつらつら考えながら帰路につきました。

 

 

 

はー、ふりかえりなんてさらっと3行ぐらいですませようと思うのに、今回も書いているうちに長くなっちゃった。

そんなわけで、おもしろく考えさせられた哲学カフェほど、ふりかえりが遅くなる傾向が‥‥‥。

おもしろくないから遅くなるわけではないということ、ご理解いただければ幸いです。