コメント、承認制にしました。スパムコメントがひどくて‥‥‥すみません。
ここ・からワークスおかやまさんのご依頼で、哲学カフェをしてきました。
テーマは、「価値があるってどういうこと?」。
- 価値観の大転換に対する戸惑い
- 何に価値を感じるかは人によってちがう→価値には「○○にとって」ということなしにありえないのでは→価値観の齟齬が苦しいのはなぜ?価値観はどのように形成される?
- そのものをよく知らないと価値はわからない→「欲しい」とは別の「価値を知りたい、わかりたい」という欲望
- 価値を測る指標としてのお金と、お金そのものの価値
- お金で測れない価値(体験、時間、命)→値打ちと価値はちがう
- 価値を生む、つくるということ(付加価値、お得感)
- なくなって初めてわかる価値
戦後の価値観の大転換、スマホとパンなど身近なものの価値、家庭や職場で価値観の齟齬などなどを例に、様々なポイントを行きつ戻りつする展開。
途中、もう少し論点を絞り込むよう促してもよかったかなと思わないでもないけれど、自然に、前半でたポイントが、後半また別の人によって別の角度から光を当てられたのがよかった!
さらに大雑把に、何度も関連する発言のあったポイントをあげると、
- 価値観の変化や齟齬にどう向き合うか?
- 価値がわかるとはどういうことか?
- お金で測れる価値とお金で測れない価値
‥‥‥となるでしょうか。
私がなるほど〜と思ったのは、「欲しいという欲望とは別の、いろんなものの価値を知りたいという欲望」。
そして、ドキッとしたのは、「自分の価値」という言葉かな。
哲学カフェの進行をしながら、その仕事そのもの、あるいはそれを提供する自分の価値について思い巡らせながら聞いていました。
今後も〈てつがくやさん〉という仕事のあり方に悩む度に、この対話を思い出しそうな気がします。