てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

新聞詩といふもの

ヨノナカ実習室のスミさんもすなる「新聞詩」といふものを、私もしてみむ‥‥‥とこっそりはじめて数ヶ月。

 

新聞をチョキチョキ切って、

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ペタペタ貼って、

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詩をつくる。

 

これが楽しく見事にハマってしまい(といっても、まだ数作ですが)、

他の人がつくった「新聞詩」も読みたくなって、

facebook「新聞詩人の会」なるグループをつくっちゃいました。

 

公開グループでどなたでも参加可能。

みなさんも新聞詩をつくったら、ぜひご投稿を♪

 

新聞に載ってる文言だけという制約つきですが、

そのぶん、上手い下手は気にせずつくれるのがいい。

自分で言葉を紡ぐときは「もっといいフレーズがあるのでは?」と疑心暗鬼になっちゃうけど、新聞詩は新聞にある言葉を選ぶだけなので、

「よく、このフレーズ見つけたなぁ」

「この組み合わせ、天才ちゃう?」

などなど自画自賛しながらつくってます(笑)。

 

大人への階段@山陽新聞

3月31日の山陽新聞朝刊「大人への階段」というコーナーにコラムを書かせていただきました。

 

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デジタル版のほうにも載るかなと思ってタイミングをうかがってたんですが、載る気配がないので、このタイミングでシェアしておきます。

 

4月に成人年齢が18歳に引き下げられるということで、成人になる方向けにアドバイスをということで、あまり公の場でちゃんと言葉にしたことのなかったことを言葉にしてみました。

前月の山口舞さん(元岡山シーガルズ)のことはみなさん知ってるだろうけど、私のことを知ってる人は少ないだろうので、自己紹介がてら「てつがくやさん」の内容と、そこに至った理由を。

そして書きながら、哲学の「普通にとらわれずに」という態度が、自分の人生も救ってくれてたのだなぁ、気づかされる。

 

字数に収まらず書くのは断念しましたが、書く途中で、「大人になることと成人になることは同じか?」とか、「責任」に思いを巡らせたりもしました。

 

保護者の許可が必要なうちは保護者が責任をとれる範囲でしか動けないけれど、自分で責任をとれるようになったら、思いきったチャレンジもできるかもしれない。

親が責任をとれる範囲より自分が責任をとれる範囲のほうが広い可能性だってある。

突然「君たちは18歳から成人ね」なんて言われて戸惑う方もいるだろうけど、成人になること、自分で責任をもてるということのポジティブな側面にも気づいてもらえるといいな。

 

大人になるって楽しいよ。

そう、伝えたいです。

 

「生きづらさを感じるのはどんなとき?」@高島公民館

3月22日は、高島公民館でふたばトーク(哲学カフェ)でした。

1月、2月とコロナの影響でとんでしまって、久しぶりの回でしたが、はじめましての方もちらほら。

 

テーマは「生きづらいと感じるのはどんなとき?」。

人間関係、社会と世間の違い、マジョリティとマイノリティ、内なる「ねばならぬ」、孤独、張り詰めた状態、自立といったキーワードを渡り歩く対話となりました。

春休みだからでしょうか。

中学生の参加者も。

彼女の「社会ってなに?」という問いかけが、今回の対話のハイライトの一つと言っていいでしょう。

 

「生きづらさ」を招いているのは社会なのか、世間なのか。

社会は自分の外にあるもの? それとも自分も社会の一部?

内なる「ねばならぬ」への影響を与える社会や制度

社会には多様な人がいるのに、なぜマジョリティの声が社会の声かのように感じてしまうのか?

孤独を救う小さな社会

自立の足をひっぱる制度

 

生きづらさと社会の関係についてあれこれ語り合うなかで気づかされたのは、普段を意識していない「社会」が、生きづらさを感じたときに立ち現れてくるのでは、ということ。

終盤に「女性だから」という偏見や思い込みによる生きづらさが話題にあがりましたが、「いまある現実社会のなかで、できることを見つける」ことの力を説く声に説得力を感じる一方で、生きづらさを感じながら社会を変えようとしてきた人たちがいることも、忘れないでいたいなと思いました。

 

 

【今後の予定】

5月は「子どもと大人は対等?」

6月は「なぜ認められたいのか?」

1、2月にコロナの影響でスキップされてしまったテーマで開催する予定です。

詳しい日程は、公民館だよりなどをご覧ください。