3月22日は、高島公民館でふたばトーク(哲学カフェ)でした。
1月、2月とコロナの影響でとんでしまって、久しぶりの回でしたが、はじめましての方もちらほら。
テーマは「生きづらいと感じるのはどんなとき?」。
人間関係、社会と世間の違い、マジョリティとマイノリティ、内なる「ねばならぬ」、孤独、張り詰めた状態、自立といったキーワードを渡り歩く対話となりました。
春休みだからでしょうか。
中学生の参加者も。
彼女の「社会ってなに?」という問いかけが、今回の対話のハイライトの一つと言っていいでしょう。
「生きづらさ」を招いているのは社会なのか、世間なのか。
社会は自分の外にあるもの? それとも自分も社会の一部?
内なる「ねばならぬ」への影響を与える社会や制度
社会には多様な人がいるのに、なぜマジョリティの声が社会の声かのように感じてしまうのか?
孤独を救う小さな社会
自立の足をひっぱる制度
生きづらさと社会の関係についてあれこれ語り合うなかで気づかされたのは、普段を意識していない「社会」が、生きづらさを感じたときに立ち現れてくるのでは、ということ。
終盤に「女性だから」という偏見や思い込みによる生きづらさが話題にあがりましたが、「いまある現実社会のなかで、できることを見つける」ことの力を説く声に説得力を感じる一方で、生きづらさを感じながら社会を変えようとしてきた人たちがいることも、忘れないでいたいなと思いました。
【今後の予定】
5月は「子どもと大人は対等?」
6月は「なぜ認められたいのか?」
1、2月にコロナの影響でスキップされてしまったテーマで開催する予定です。
詳しい日程は、公民館だよりなどをご覧ください。