先週1月10日(金)は、福岡市の純真高校へ。
思考の交差点ワークを実施してきました。
「ぼくたち、みんな平等?」について思考の交差点ワークをしたあと、ちょこっと対話して、最後にその日思い浮かんだ、もっと考えてみたい問いをひとり1つずつつくってみる。
「権利ってなに?」「人間の定義は?」「運は変えることができるか?」などなど、ワークでの対話をさらに深掘りするような問いと、ちゃんと考えてないと出てこないような「その問いが気になった理由」がたくさん出てきました。豊作。
学校という場で「自由に対話しましょう」って案外難しいので、これまでは質問レッスン、哲学ウォーク、思考の交差点と、やることが明確なワークを重ねてきましたが、そろそろ、「自分たちで問いを考えて、自由に対話してみよう」と誘っても大丈夫そう。
「何を話したらいいの?」じゃなくて「これについて話したい!考えたい!」。
そんな主体性が発揮される。
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そして今回の目玉がもうひとつ。
前回10月に哲学ウォークと教職員研修を見学してくれた安本志帆さん(カフェフィロの仲間でもあります)に、ワークの説明をお願いし、一緒に進行させてもらいました。
実は安本さん、愛知県の「犬てつ」の印象が強いかもしれませんが、いまは福岡で暮らしています。
私がお招きいただくのはもちろんうれしくありがたいんだけど、岡山県からだとどうしても1年にうかがえる回数が限られてしまう。旅費もけっこうかかっちゃいます。
生徒さんのことを考えると、同じ地域の哲学プラクティショナーにも関わってもらった方が、実施できる機会も増えそうだし可能性が広がるだろう、ということで、ご協力をお願いしました。
交差点ワークは未体験とのことで、前回の教職員研修で一緒に体験してもらったうえで、今回はワークの説明もお願いすることに。
どちらも学校や子ども対象の対話を実践してはいますが、それぞれに試行錯誤しながらタイプのちがう実践知があったりすることもわかり、今後も学び合いながら純真高校に関わっていけるといいなと考えています。
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