昨日は、岡山市立操山公民館へ。
以前、別の場所で私が進行する哲学カフェに継続して参加してくださっていた方が、「哲学カフェで癒されたので」ということで、夜の連続講座「心と身体の癒し講座」の中に入れてくださいました。
(ドリンク提供できないので「哲学カフェ」ではなく「哲学サロン」に)
テーマはずばり、「癒し癒されるとは?」。
果たして哲学の時間が癒しの時間となるのか、初めての方が多いなか楽しんでいただけるか、ドキドキでしたが、なかなかの盛り上がりを見せてくださいました。
「癒しを求めていろんな趣味をしている」という人もいれば、「癒されるってどういうことか、ピンとこない」という人も。
趣味、旅行、温泉、おしゃべり、人や動物とのふれあい…具体的な体験をたくさんあげながら、
- リラックスと癒しは同じ?ちがう?
- 癒しと幸せの関係は?
- 「癒される」というように受け身で感じるもの。誰かが何かに癒されるのでは
- 何に癒されるかは人によって異なるし、同じ人でもコンディションによる
- 癒しはふってくるもの。狙いすぎるとふってこない。
- 癒しは持続しない
などなど。
最初は様子見の姿勢をみせていた人も、みなさんのお話を聞くうちに哲学心に火がついたのか、たまらず話し出す瞬間があってよかったなぁ。
そこから、対話の一体感やドライブ感が一気に増した気がします。
あれこれ話したけれど、
「何に癒しを感じるかは人によっても違うし、コンディションによっても変わる」
「ある人が癒しを感じるものが、別の誰かのストレスになることもある」
といった指摘は、今後この講座の大事なポイントにもなりそう。
私は私で、参加者の方から時々いただく「哲学カフェにはセラピー効果がある」についても、あらためて考えたいと思いました。
「思ってた哲学のイメージとだいぶ違った」と驚かれる方もいるぐらい、等身大で笑い声の多い哲学サロンでした。
公民館職員さんの「哲学って堅そう」イメージも、みなさんの笑い声のおかげで吹き飛んで、ありがたや。
公民館とは相性がいいと前から感じていましたが、夜の公民館で哲学サロンも、おすすめです。
素敵な時間をありがとうございました。