先週に引き続き、8月6日(月)も、徳島県立池田高校の生徒さんと哲学対話をしてきました。
今回は2年生を対象に。
池田高校の先生と地元の中学3年生も何人か加わって、近所の公民館で。
高校2年生と中学3年生が、共通で関心をもって話せるネタってなんだろう?
進路について考える時期かな?
と考え、「夢って必要?」というテーマにしてみました。
緊張を解きほぐすために、哲学カフェスタイルではなく、ハワイのp4cスタイルで。
最初に、コミュニティボールをまわしながら、いくつかの質問にひとりずつ答えていくスタイルです。
私が進行を担当したグループでは、小学生の頃から夢が変わっていない人も数人いたし、夢がないという人もいましたが、小学生の頃と現在とで夢が変わったという人がほとんど。
興味深かったので、「夢が変わるのはどうして?」ときいてみたところ、
「達成しがいのある夢に変えた」という人と、「小学生の頃の夢は難しいと思い、現実的な夢に変更した」という人。
「2つ夢があったうち、その職業のマイナス面をきいてもがんばりたいと思うほうが残った」
「職業は変わったけれど、つながっている」
「いまの夢として◯◯を挙げたけど、まだわからない。仮って感じ」
などなど。
後半は、そこから出てきた「できる努力とできない努力」「がんばったらできると思うときと、がんばってもできないと思うとき」のちがいについて聞きつつ、それも踏まえて「夢って必要?」についても考えてみるという展開でした。
「身近にその職業の人がいると実現する可能性が高そう」
「夢は大きな目標で、そのなかに小さな目標が見つけられるかどうか」
「夢がなくても、自分ができることを見つけていくのが大事」
「私には、仮のものでも夢は必要。でないと、さまよってしまう」
などなど。
「わたしが〈てつがくやさん〉に辿り着いたのにも、当てはまるなぁ〜」なんて感じながら、みなさんの話を聞きました。
ゴリゴリに突き詰めて考えるというより、過去、現在、未来を行き来しながらじんわり人生に向き合う時間になったかなと思います。