てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

てつがくやさんの準備:思考の交差点を探すワーク@池田高校

今日は徳島県立池田高校で哲学対話。

「思考の交差点を探すワーク」を体験してもらいました。

 

グループ分け用に、こんなクジを用意していたのですが…

 

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出席者数やらソーシャルディスタンスやらを考慮して、準備したクジとワークシートは結局使わず。
誕生日順でグループ分けして、ワークシートの代わりに急遽、模造紙を用意していただきました。

 

どっちもみなさん楽しそうにしてくれて、うれしい。

 

その後、みなさんの様子を見ながら、対話のシェアの方法も変更。
途中で3人グループを2つずつ合体させて、それぞれのグループ内で行き詰まったところを相談し合う予定でしたが、1グループ6人だとやや密にかなということで、一部のメンバーが他のグループにヒントをもらいに行くワールドカフェスタイルを試してみました。

もちろん全員マスクして、教室より広いお部屋をご用意いただいてますが、念のため。

 

こういうとき、「せっかく準備したから」と無理に予定通りに進めると、ろくなことがない。
その場で「変えたほうがいいかも」と思ったら、変えたほうがいい感じになることが多いです。*1

 

だからといって準備は不要ってわけでもなく、臨機応変に対応するには、使わないかもしれないアイテムも用意しておいたり、いろんなやり方を学んでおいたり、依頼者との連携や信頼を高めておく必要があるわけで。
一方的に話すレクチャーとは別の意味で、準備が大事だなぁと思います。

 

そして、次の対話のために、明日から10日ほど引きこもり生活に入ります。

お仕事はオンラインで、外出はしばらく近所のスーパーとドラッグストアのみ。

こうすれば絶対安全!ってわけじゃないけれど、“てつがくやさん”をお招きくださる方に少しでも安心して対話していただけますように。

なにかをすることだけじゃなく、「この期間はこれはしない」というのも準備のひとつと捉えることができるかもしれません。

*1:もちろん、いったん「変えたほうがいいかも」と思ったけど「やっぱり予定どおりのほうがいいわ!」ってこともあります。今日は直前にワークの内容そのものを変更しかけたけど、内容については予定通りのほうが人数にぴったりだったので変更せず。