てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「がんばるってどういうこと?」@フリーデザイン岡山

10月30日(水)は、就労移行支援施設のフリーデザイン岡山で哲学カフェ。

はじめて、テーマを当日決めるスタイルでやってみました。

 

おもしろそうなテーマがたくさん出たけれど‥‥‥

 

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なんやかんやあって、今回は「がんばるってどういうこと?」に決定。

 

  • 挨拶代わりの軽い「がんばれ」「がんばります」
  • 「がんばれ」という言葉がもたらすプレッシャーや無責任さ
  • がんばろうって思うのはどんなとき?
  • がんばりすぎちゃうのはなんで?
  • がんばったかどうかとできたかどうかはちがう問題

などなど。

 

具体的な仕事の話題で紛糾したシーンでは、多少テーマから脱線したかのようなシーンもありましたが、みなさんの「働く」をサポートする施設だからと、そこは進行役の独断でちょっと踏みとどまって丁寧に。

「がんばる」という切り口から、仕事についても考える時間となりました。

『夜の絵』@スロウな本屋

10月26日(土)は、スロウな本屋でえほん哲学カフェでした。

今回の題材は、なんとも不思議な雰囲気を醸し出す、『夜の絵』。

 

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夜しか絵を描かない不思議な絵描きのお話です。

 

自らの命と、とうてい描ききれないと思える絵を描くことを引き換えにしたある画家の「幸福」な人生ーー。村山亜土の純粋な言葉の世界を表すのに柚木沙弥郎が選択したのは、型染めでも絵でもなく、布コラージュだった。それも愛蔵の端切れを用いて。柚木作品の中で最も重要な作品でありながら私家本として刊行されたため、幻の名作となっていた本書を、限定復刊。(『夜の絵』、帯より)

 

以下、ネタバレご容赦ください。

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岡山大学で医療者向けの哲学カフェ@山陽新聞

今朝(10月28日)の山陽新聞で、岡山大学で実施している医療者向けの哲学カフェをご紹介いただきました。

 

www.sanyonews.jp

 

関西にいた頃も医療者対象の対話づくりに関わらせていただくことはありましたが、主に学外で医療系の学生さんとできなかったのが心残りだったので、こういう機会をいただけて、本当にうれしい。

しかも、チャリンコ漕いで行ける距離で!

 

そして、岡山に住んでいれば岡大病院や岡大病院出身者の医療者にお世話になることも必ずあるわけで(実際、検査でお世話になった先生に哲学カフェでばったり再会しました)。

患者である私自身のためにも、大事にしていきたい取り組みです。