明日、こちらの読書会に参加するために。(プライベートです)
確定申告をさぼって、読書。
久しぶりの、上野千鶴子さん。
相変わらず、痛快で、優しい。
覚えておいてください、愛されるって、大事にされるってこと。
大事にされるって、あなたの意思を尊重されるってこと。
大事にされるってキモチよいものです。
上野先生の本を読むと、いつも、思い出しちゃうんだよなぁ。
数学の過去問を必死に問いてるわたしに「笑ってたほうがかわいいのにー」と無邪気に言ってきた元カレのことを。
別れてよかった、本当に。
そして、この人はいつも、私たちに現実を教えてくれる。
なぜ、東大の女子学生が二割しかいないのか?
なぜ、専業主婦も年金がもらえるのか?
なぜ、JKを売りに稼ぐことをオススメできないのか?
なぜ、「非正規雇用」なんてものがあるのか?
なぜ、女性の政治家は少ないのか?
データと歴史からわかりやすく、現実のおかしさと希望の両方を。
狡さ、矛盾、不平等が存在する一方で、狡さに騙されない賢さで、矛盾にたいして「おかしい」と声をあげ、不平等を平等に近づけてきた人たちがいることを。
その事実が、私たちに、社会は変えることができるんだという希望を与えてくれる。
でも弱者だからって差別されていいわけがない。
だからフェミニズムは弱者が強者になりたい思想じゃない、
弱者が弱者のまま尊重されることを求める思想だ
(上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!p.178)
「オッサン」の狡さに騙されないために、そしてなにより自分自身が「オッサン」にならないために、現実に向き合う賢さを身につけよう。
ここでいうオッサンとは、中高年のオヤジのことではありません。自己チューでオレサマ度が高く、オンナコドモや立場の弱いひとを差別する、想像力がなくて鈍感力の高いひとを言います。年齢も性別も問いません。女のひとのなかにも、たまにいます。
この本は、女の子だけのための本じゃない。
まえがきの副題に「女の子の翼を折らないために」とあるように、
女の子とともに未来をつくる全ての人のための一冊。
(できれば、政治家には最低一読はしてほしい!)
※スロウな本屋さんからご購入の方はこちらへどうぞ。
女の子の翼を折らないために、以前スロウな本屋さんの読書会で読んだ、こちらもおすすめ。
イジェアウェレへ フェミニスト宣言、15の提案|オンラインショップ|スロウな本屋
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上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!|オンラインショップ|スロウな本屋
以下は、学生のころ何度も読んだ上野千鶴子さんの本たち。
いま確認したら、誰かに貸しっぱなしで行方不明のものが‥‥‥買い直そう!