岡山市立高島公民館で、平日午前中に哲学カフェをしています。
主な対象は、子育て中の女性ですが、誰でも参加OK!男性の参加者もちらほら。
「ふたばカフェ」という名前は、参加者で、企画ミーティングにも参加してくださっている方がつけてくださいました。「私たちも、まだまだいろんな可能性があるよ」という思いがこめられています。
11月16日のテーマは、「自分らしさって何?」。
短所などネガティブな側面も「自分らしさ」に入る?
自分らしさは発見するもの? つくっていくもの?
‥‥‥などなどの切り口が出てきました。
なかでも、印象的だったのが、こんな2つの説。
- 自分らしさは、年輪のように少しずつ作られていくもの。日当たりのように環境がよければどんどん育つけど、環境が悪いとあまり育たない。
- 自分らしさは、玉ねぎのように無駄なものが剥ぎ取られて現れてくるもの。でも、剥きすぎるとなんにもなくなっちゃう???
少しずつ増えていくのか、削ぎ落とされて現れるのか‥‥‥正反対のイメージでおもしろい!
あと、自分らしさの捉えにくさについて、「他人からみたその人らしさと、自分で感じる自分らしさはちがう」という指摘も鋭かったなぁ。
私なんて、写真のなかの自分をみるたびに、脳内で思い描いているよりふた回りぐらい小さくて、びっくりしちゃうもん。
かといって、他の人からみた自分が正しいのかというと、うーん‥‥‥他の人から「これ、あなたらしい」と言われたものに違和感を感じることもあるから難しい。
「だったら、自分らしさなんて、いらないじゃん」という人もいれば「『自分らしい』って言葉は、ポジティブに使いたい」とやっぱり良さや必要性を感じる人もいる。
今度「自分らしさ」について考えるなら、「自分らしさって必要?」というテーマでやってみようかな。
午前中の対話のあと、午後からは集まれる人に集まってもらって、1〜3月の企画ミーティングを開きました。
もともと、女性応援講座の1コマとしてはじまった、岡山市立高島公民館の哲学カフェ。
こんなふうに、参加者のみなさんと一緒につくっていけることも、そうやって「地域の人の、地域の人による、地域の人のための学び場」と言われる公民館の趣旨にぴったりの活動ができることも、とてもうれしく、大事にしていきたい活動のひとつです。