昨日22日(月)は、高島公民館の哲学カフェ、“ふたばトーク”でした。
今回のテーマは「旅行に行ったら、なぜ買い物がしたくなるのか?」
岡山でも買えるものなのに旅行先で買いたくなっちゃう人、
岡山にいるときは絶対買わないようなものを買っちゃう人、
旅行先での買い物を楽しみにしている人、
物より食に使っちゃうという人、
買い物よりそこでしかできない体験を大切にしたい人、
ふだんも旅行先でも変わらない、いいものは買うしそうじゃなければ買わないという人
旅先では自然を楽しむからお店があるようなところには行かないという人
そもそも旅行に行かない、あまり行こうとおもわないという人‥‥‥
さまざまなタイプの人がいるんだなぁ。
そんなみんなで話しているなか、いくつか浮かび上がったポイントのひとつが、「旅行ってなんだろう?」という点。
「非日常」「旅とはちがう」「出張も旅行?」などなど。
「今生きてる人生が旅行みたいなものだから、わざわざ旅行しようと思わないのかも」という方もいました。
それから、もうひとつのポイントが「旅行が買い物とどう結びつくのか?」という疑問。
すぐに出たのが、めったにいかない場所だからそこにしかないものを買う「せっかく来たから」という理由や、現地での出会いや交流が買い物に結びつくパターン。
けど、興味深いのは、「住んでる地域でも買えるはずなのに、なぜか旅行先で買いたくなる」という人もいるということ。
よくよくきいていくと、こちらのタイプは、どうも旅行だからといってふだん興味ないものに興味が出るというわけではない。ふだんからある興味が活性化されるらしい。
では、なぜ、旅行先だと、興味が活性化されるんだろう?
この疑問には、先ほどの人とは別の人が答えてくれました。
「旅行先では、役割からはずれて自由になれるから」
「やらなきゃいけないことが減って、自分の関心に素直になれる」
「旅行は非日常なもの」という人とでは、「人生そのものが旅行」という人と、そもそも人生のベースの在り方が異なるのかもしれない。
どちらの生き方も、それぞれにかっこいいなぁ。
と、旅行について考え始めたら、人生について思考をめぐらす展開となりました。
ご参加くださったみなさん、高島公民館のみなさん、ありがとうございました。