てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

ヘルスシステムとDX研究会@岡山大学

本日は岡大の津島キャンパスへ。
ヘルスシステムとDX研究会にお招きいただきました。

https://www.gisehs.okayama-u.ac.jp/information/20230313/

 

プラトンがご専門の出村和彦さんに『ゴルギアス』をお勧めいただり、「トラウマインフォームドアプローチ」について教えていただいたり、「反-制度」と「非-制度」の違いについて考えるきっかけをいただいたり…。とても学びの多い時間でした。

 

もうひとりのゲストの金治宏さん(京都光華女子大学キャリア形成学部)による認知症カフェのお話がまた、クリエイティブでやさしさに溢れた実践で感動しました。

はじめて、「全人的」やアーレントの「who」がどういうことか、アタマで理解するのではなく、感覚としてつかめたかもしれない。

 

久しぶりにゼミを受けたかのような感覚。

哲学カフェとはまたちがう心地よい知のシャワーを浴び、うっかり博論を書かねばという気になってしまった。どうしよう。

 

ゴルギアス』は学生時代に一度は読んだことがあるはずだけど、哲学カフェを始める前だったので、いま読んだらよりリアルに何かつかめるかも。

せっかくだから、読書会でも企画しようかしら。

 

うれしい再会や出会いもあり。

ご一緒させていただいたみなさま、ありがとうございました。

 

 

【お土産(宿題)】

  • プラトンゴルギアス』を再読する
  • トラウマインフォームドアプローチについて学ぶ
  • 対話がもたらす全人性について考える(金治さんの認知症カフェの例、アーレントのwhoも参考に)
  • 哲学対話における「反-制度的な」側面と「非-制度的な」側面について考える(特定の現場において、私は「非-制度的な」存在だけど、私や対話がもたらすものが現場の人にとっては「反-制度的」にもなりうるということ)