松川えりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「よかれと思って」@オンライン

またまた時を遡りまして、5月16日にオンラインで開催した哲学カフェ「よかれと思って」のメモが出てきたので、ふりかえっておきましょう。

こちらは、松川の自主企画です。

誰に頼まれたわけでもなく、めずらしくお仕事が入っていない週末があったので。

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2021.5.16「よかれと思って」(松川メモ/黒塗りは誰の発言か書いてあった箇所)

 

上記のメモにあるように、「“よかれと思って君”というキャラがもしいたら、どんな性格か?」という切り口を出してくださった方がいました。

これ、おもしろかったな〜。

けっこう哲学カフェをたくさんやってきたほうだと思うのですが、テーマをキャラだと想像してみるのは初めての経験でした。

そして、この発案のおかげで、テーマとの距離がうまくとれたような気がします。

心理療法で使われる「外在化」のようなものですね。

 

そして、もうひとつ対話を通してわかった私自身の盲点が、メモの左下にある「ほとんどの行為は、基本的によかれと思ってやっていることだ」という指摘です。

他の方もおっしゃってくださったように、このテーマを提案した私のなかにも「よかれと思っては自己満足や言い訳じゃないか」「善意ってやっかいだなぁ」という考えがありました。

そういう風に感じるのは、結果として上手くいかなかったときなわけですが、本当は、上手くいかないときだけじゃなく上手くいくときも、なにかしら「よかれと思って」いう気持ちが働いていることがほとんどなんですよね。

「よかれと思って」の恩恵にあずかっていることもたくさんある。

なのに、結果として上手くいかなかったときだけ「よかれと思って」を邪険に扱っている。

そういう自分勝手さに気づくことができたのは、かなり大きな収穫でした。

 

押しつけがましい“よかれと思って君”は勘弁だけど、愛すべき“よかれと思って君”は愛していこうと思います。

 

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

たまには、自分でテーマを提案するのもいいですね。

またポコっと予定のない日があったら企画しようと思います。