『中学道徳ラクイチ授業プラン』をご恵贈いただきました。
毎日小学生新聞の連載「哲学カフェ」の仲間、神戸和佳子さん、土屋陽介さんが執筆代表者です。
ふだんは「ご恵贈いただきました」ということを公の場であまり言わないようにしているのですが、この本については正直に「ご恵贈いただきました」と言わざるをえない。
わたしは中学道徳を担当する機会がないので、何も知らずに本屋さんでこの表紙をみて手に取ったかというと、正直微妙。
「自分には関係なさそう」と通り過ぎてしまうかも。
しかし、そんなわたしが、届いた本を開いた瞬間「これは、使える!」と思いました。
「誰が決めたルール?」「教科書教材で哲学対話」など計50の授業プランが掲載されているのですが、その全てにワークシートがついてるんです。
全てにっていうのが、すごいなぁ。
参加者自身が「参加しよう」と思って自発的に参加しているわけじゃない。
そんな学校の教室のなかで、これらのワークシートは補助線的な役割を果たし、主体的な思考や対話の呼び水的となってくれるのではと思います。
あと、この本に載ってる以外に、自分でなにか新しく企画したりワークシートをつくるときも、参考になりそう。
いまちょうど、一般向けに地産地消関連の対話を企画していて、ワークシート的なものがあったほうがいいかなぁどうかなぁ、と考えてたところだったので、いいタイミングでこの本に出会えました。
というわけで、中学道徳を担当する学校の先生方はもちろん、それ以外の方も、なにか主体的な思考や対話を促す補助線や呼び水的なものがないかな〜と探してる方には、おすすめです。
50の授業プラン以外にも、「授業はどうやって進めればいい?」「道徳科の「評価」って?」といったコラムに、「こんなときどうする? Q&A」や「おすすめ教材リスト」といった巻末資料もついてます。
気になる方は、出版社のサイトもチェックしてみるといいかも。
サンプルページを見たい方は、amazonの商品ページへどうぞ。