1週間前の3月12日 (金)は、岡山市立大元公民館にて子育てモヤッとニコッとカフェでした。
子育て中の方を対象に、子育てのモヤモヤについて哲学カフェスタイルで対話します。
今回の テーマは、「親子ってどんな関係?」。
「友だち親子ってどう思う?」という話から、
友だちとは異なる親の役割、
子どものとき親にしてほしかったこと、
親にしてもらってよかったこと、反面教師にしていること、
親にしてほしかったことを子どもにしてあげるのは、本当によいことと言えるか?
‥‥‥と話すうちに、これまでにも何度か出てきた大問題が浮上。
子にも個性があるように、親にも親という枠に収まらない個性や人生がある。
そのことと、親としての役割をどう両立させるか?
なかでも印象に残ったのが、ある参加者のこんなお話。
私はいま、パズルのピースのように、ひとつひとつ自分のピースを拾い集めてる最中なんです。
子どもができて、パズルが散らばるようにバラバラになって消えてしまった私を、もう一度、取り戻すために。
その言葉に、深くうなずく一方で、こんな違和感や驚きも‥‥‥。
子どもと同じ土俵に立って張り合う夫に対する違和感。
義母や実母が、子どもの「おばあちゃん」ではなく、いつまでも「夫のお母さん」「私のお母さん」としてふるまうことに対する驚き。
世間が自分にに求める母親像に違和感を感じる一方で、期待する父親像や祖父母像とな異なる夫や親への違和感をどう受け止め理解すればいいのか。
夫や親の個性とみるか、父親や祖父母になりきれていないとみるか‥‥‥。
「親子」という切り口から、子どもと関係だけでなく、自分自身との関係や、夫や親との関係、社会との関係が見つめ直された対話でした。
大元公民館での子育てモヤッとニコッとカフェは、来年度も継続予定。
「自己肯定感って?」「ほめたほうがいい?」「性教育はなぜむずかしい?」といったテーマを予定しています。