てつがくやさんの気まぐれ日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川えりのブログです。

「世の中ってどこにあるの?」@ヨノナカ実習室

知り合いが、スロウな本屋さんのお隣で、ヨノナカ実習室なるものをはじめました。

 

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なんかいろいろ「実習=実際にやってみる」ところらしい。

 

それなら、哲学もやってみよう!

というわけで、開局祝いとして哲学カフェをプレゼントすることにしました。

「ヨノナカ実習室」だから「世の中」に関するテーマがいいなと相談した結果、テーマは「世の中ってどこにあるの?」に。

 

www.facebook.com

 

みなさんが来る前に、パチリ。

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「『世の中』に自分も含む?含まない?」

「家のなかも、世の中?」

「『世の中』と『世間』や『社会』のちがいは?」

「『世の中に貢献する』ってどういうこと?」

「『世の中に出る』とは言うけど、『世の中に入る』とは言わないのはなんで?」

「なんで“ヨノナカ実習室”はカタカナで“ヨノナカ”なの?」

などなど、いろんな疑問を行き来しつつ、楽しく展開。

 

後半は、「学校も世の中?」「学校で学んだことは、世の中に出るのに役立つ?」いった疑問から、世の中と学校の関係や、「世の中に出るために必要な学びって?」をめぐって盛り上がりました。

 

話しながら、参加者に高校生や学校の先生が混じってることはわかりましたが、終了後、そのうちのふたりが、同じ学校の先生と生徒だということがわかって、びっくり!

哲学カフェ中、先生と生徒感が全然なかったから。

でもそれが、哲学カフェのいいところですよね。

知ってる人とも普段の関係性を超えて話せる。

 

「世の中って」ネガティブなイメージで使われることも多い言葉だけど、ヨノナカ実習室を通して新たな「ヨノナカ」をつくっていけるといいなぁ。

そんな思いに至る哲学カフェでした。

 

 

そして今週末は、お隣のスロウな本屋で、えほん哲学カフェです!

 

 

slowbooks.jp

 

なかなか納得のいく絵が描けない絵描きが、最後には満足そうなのはなぜなのか?

納得いく仕事や生き方を模索してる人と一緒に読んでみたい一冊。

「それ、わたしのことだ!」という方は、ぜひどうぞ。