知り合いが、スロウな本屋さんのお隣で、ヨノナカ実習室なるものをはじめました。
なんかいろいろ「実習=実際にやってみる」ところらしい。
それなら、哲学もやってみよう!
というわけで、開局祝いとして哲学カフェをプレゼントすることにしました。
「ヨノナカ実習室」だから「世の中」に関するテーマがいいなと相談した結果、テーマは「世の中ってどこにあるの?」に。
みなさんが来る前に、パチリ。
「『世の中』に自分も含む?含まない?」
「家のなかも、世の中?」
「『世の中』と『世間』や『社会』のちがいは?」
「『世の中に貢献する』ってどういうこと?」
「『世の中に出る』とは言うけど、『世の中に入る』とは言わないのはなんで?」
「なんで“ヨノナカ実習室”はカタカナで“ヨノナカ”なの?」
などなど、いろんな疑問を行き来しつつ、楽しく展開。
後半は、「学校も世の中?」「学校で学んだことは、世の中に出るのに役立つ?」いった疑問から、世の中と学校の関係や、「世の中に出るために必要な学びって?」をめぐって盛り上がりました。
話しながら、参加者に高校生や学校の先生が混じってることはわかりましたが、終了後、そのうちのふたりが、同じ学校の先生と生徒だということがわかって、びっくり!
哲学カフェ中、先生と生徒感が全然なかったから。
でもそれが、哲学カフェのいいところですよね。
知ってる人とも普段の関係性を超えて話せる。
「世の中って」ネガティブなイメージで使われることも多い言葉だけど、ヨノナカ実習室を通して新たな「ヨノナカ」をつくっていけるといいなぁ。
そんな思いに至る哲学カフェでした。
そして今週末は、お隣のスロウな本屋で、えほん哲学カフェです!
なかなか納得のいく絵が描けない絵描きが、最後には満足そうなのはなぜなのか?
納得いく仕事や生き方を模索してる人と一緒に読んでみたい一冊。
「それ、わたしのことだ!」という方は、ぜひどうぞ。