昨日は就労移行支援施設のフリーデザイン岡山で、コミュニケーション・カフェ。
今回は、コミュニケーションの実況・解説に、参加者のみなさんと挑戦しました。
こちらのドラマを観ながら‥‥‥
シーンごとに、「何が起こってた?」「登場人物はどんな人?」「どんな関係だと思う?」 などなどを語り合います。
「弟は皮肉屋さんだけど、主人公と仲は良さそう」
「あの子がイヤミを言ったのは、なんでだろう?」
「あの先生、口では注意するものの、けっこう甘いような」
「ハロウィンの話、家族は盛り上がってるけど、主人公は?」
「お父さんは超ポジティブ!‥‥‥と思いきや???」
コミュニケーションって、もちろん「何が話されているか」も重要だけど、それと同じぐらい「何が起こっているか」も大事なんです。
「コミュニケーションの実況・解説」というアイデアは、もともと、スポーツの実況・解説をきいていて思いつきました。
スポーツも、観戦し慣れていないと、いま何が起こったのかわからないことが多いですよね。
そんなとき助けになるのか、実況・解説。
同じように、哲学カフェでも、この意見はさっきの意見への反論なのか展開なのか、話が噛み合ってるのか噛み合っていないのか、混乱しているのかいないのか、遠慮して沈黙しているのか考えて沈黙しているのか‥‥‥などなどを言葉にしてみるだけで、ずいぶん対話の助けになったりします。
誰かとやってみるのは初めての試みだったので、どうなるかドキドキでしたが、単純にみんなでドラマを観るって楽しい!
そして、解説してもらうと、さらに興味深いことが‥‥‥。
事実に注目する人、気持ちの動きに注目する人、関係性に注目する人、ポジティブな側面に注目する人…。
コミュニケーションの何に注目してるかって、人によってけっこう違うもんなんですね。
同じシーンでも、わたしが「からかわれた!」と思ったところでも、他の人は「からかわれたんじゃなく、褒めてた」と思ってたり、人によって見方がちがう。
楽しいし、自分のコミュニケーションの捉え方のクセや他の捉え方もあることに気づかされるので、おすすめです。