今日は、徳島県立池田高校の3年生を対象に哲学対話をしてきました。
昨年に引き続き、小論文対策の一環として「じっくり考える」を体験してもらおうという試みです。
お題は、「失敗してもいいのはどんなとき?」。
2グループに分かれ、わたしのグループは、「練習は失敗してもいいけど、本番はダメ」派と、「本番でも失敗していいんじゃない」派の対立から、主に「本番と練習のちがいは?」について考える展開となりました。
最初は「本番だと緊張しちゃうのはどうしてだろう?」って考えてたけど、ある生徒さんから「むしろ、緊張するのが本番で、緊張しないのが練習なんじゃない?」という仮説が飛び出て、おおっとなりました。
さらにその仮説から‥‥‥
「どんな状況で緊張するかは人によってちがうから、ある人にとっての本番が別の人にとっては練習だったりすることもあるかも」
「コンクールで緊張しないという人がいるけれど、その人にとって本番って?」
などなど。
部活に関する体験談がたくさんでて、それぞれの示唆を与えてくれたのですが、ひとり「ヒゲを剃るのを失敗した」と話してくれた生徒さんがいて、その失敗が本番か否か論じてくれたのが傑作だったなぁ。
先生が、対話のふりかえりとして「失敗とは?」について書くプリントを用意してくれてたんだけど、そっち方向には展開せず。