タイトルから、常日頃から関心あるジェンダーの問題かなと思って読んだら、そこから始まる、モヤモヤの言語化の話に共感。
姉のおさがりの赤いカーディガンを学校に着ていったら、男性の先生に「男のくせに赤いカーディガンなんて、着やがって!」と怒られた‥‥‥という上司の話に、強い憤りを感じたという筆者。
これを「赤いカーディガン事件」と呼び、こう言う。
そして、僕はこの事件を通して、あることを体感的に学んだ。モヤモヤを言語化しないと、いつのまにかそれが是とされ、自分も周囲の人間もなんとなく受け入れてしまうということを。モヤモヤを言語化して、議論の俎上に乗せることが、まずは重要だということを。これが物書きとしての僕のスタンスになった。
モヤモヤを言語化しないと、なんとなく受け入れてしまう。
わたしもそれが怖いから、モヤモヤしたら、なんとか言葉にしようとするんだろうな。
反対に、モヤモヤを言葉にすることを恐る人は、それ以上それを受け入れることができなくなってしまう、その変化が怖いのかもしれない。