まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川絵里のブログです。

たとえるなら、移動式カフェのような〜「あなたならどんな哲学の場を作る?」の答え〜

「わたしならどうする?」と気になっていた記事。

 

shogoshimizu.hatenadiary.jp

 

 

しばらく考えたけど、わたしは、ここに書かれている方法のどちらかを、選ぶことはできなさそう。

カフェフィロ設立当初は「いつか好きなときに好きなだけ哲学カフェができるお店をもちたいね」って言ってたけど、これを選べないから、いつまでたってもお店ができないのかもしれない。

 

〈てつがくやさん〉を生業としてやってくには、ターゲットは誰でそのためにどうするか?というマーケティング的な視点は欠かせないと思う。

けど、〈てつがく〉するには、人がたくさん来てくれるほどいいってわけでもない。

 

子育て中のお母さんにとって哲学しやすい場所が、私が哲学しやすい場所とは限らない。

看護師さんが哲学しやすい場所が、私が哲学しやすい場所とは限らない。

大多数にとって哲学しやすい場所が、私が出遭ったあの人が哲学しやすい場所とは限らない。

 

自分で場所をつくらず、いろんな場所に出前のように通うのは、人それぞれ哲学しやすい場所がちがうから。

「現場の人と現場の傍でともに哲学しよう」という〈臨床哲学〉の魂を、大事にしたいから。

場所がちがえば、紡ぎ出される哲学も変わってくる。その魅力にとり憑かれてしまったから。

 

たとえるなら、移動式カフェのような。

しかも、その日行く場所、会う人によって、商品まで入れ替えちゃうような。

そういう〈てつがくやさん〉になりたいんだな、わたしは。